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iPhone純正の地図アプリがGoogle Mapより優っている点は? 実地検証

ガソリンスタンドを一発表示

 嬉しいのは、道半ばの飲食店やコンビニ、ガソリンスタンドを検索してくれる機能。これは本当に重宝した。 map 筆者のSV400Sは、静岡から東京に着いたらとりあえず給油しておきたいマシン。だから現在地の付近にあるガソリンスタンドを一発表示してくれるアプリが欲しかったのだが、まさかiPhoneにプレインストールのアプリがその機能を持っていたとは……。 map 早々に結論を書けば、Apple純正地図アプリはGoogle Mapに対抗し得るものになった。ただしGoogle Mapは事故や車線規制、違反取締等のレポート追加ができるが、Appleのマップにはそれがない。しかしこのあたりは、上述のガソリンスタンド一発表示機能で十分補えるのではと筆者は考察する。  渋滞情報も音声ナビも備え、精度もGoogle Mapに劣るものでは決してない。ところが、どういうわけかGoogle Mapにより大きな安心感を感じてしまう。なぜだろうか?

8年前の評判は今も?

 2012年の話だが、Apple純正の地図アプリが登場した時は「間違いの多さ」が大きな話題になった。  JR青梅線に「パチンコガンダム駅」があったり、羽田空港が大王製紙になっていたり、海外ではこのマップを使ったがために遭難する人が出たり……。要はその時のイメージが、今も完全払拭されていないのではないかと筆者は考える。  しかし、場面によってはむしろGoogle Mapよりも良好な使い勝手ではないか……と感じているのも事実。8年前の「遭難アプリ」の面影はもはや払拭されていると断言してもいいだろう。<取材・文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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