更新日:2020年11月28日 16:27
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森山未來×勝地涼がボクサー役で共演「壮絶な試合シーンにはクレバーさが必要」

コミュニケーションを取るときは、盃を交わしたいタイプ(森山)

――試合のシーンを撮影したあと、森山さんが「飲みに行く?」と勝地さんを誘って、勝地さんは「マジか!」と思ったという話を聞きました。
コミュニケーションを取るときは、盃を交わしたいタイプ(森山)

『アンダードッグ』より

勝地「そうですね(笑)。最初から飲みに行こうという話はしてたんですよ。でもかなり疲れていて。だけど『ちょっとやめとく?』みたいなことには全くならず。そのブレなさに『マジか!』となったんです。それに、僕はそこで試合の撮影も終わりでしたけど、未來くんはまだこれから先の日程も続くわけで、すごい体力だなと思いましたね」 森山「勝地とは舞台(『髑髏城の七人』)とか、ほかでも一緒にやってますしね。そもそも僕はコミュニケーションを取るときに、お酒があって欲しいタイプなんです。疲れているから飲まないとか、元気だから飲もうとか、そういうことじゃない。盃を交わすことに対しての思いが強いんです」

僕は彼のことを人間として信頼しています(森山)

――そうしたお付き合いを通して、勝地さんのことをどう感じていますか?
僕は彼のことを人間として信頼しています(森山)

『アンダードッグ』より

森山「勝地は、世間的なイメージでいうと、もう何年前のドラマやねんって話なんだけど、いまだに“前髪クネ男”とか、僕との共演だと『いだてん』のときの美川とか、なんだかチャラい役のイメージが定着しているところがあるみたいなんですよね。  でもそれこそ舞台とか一緒にやって、稽古場だけじゃなく、飲みながらも話をしてきたなかで、彼がどういうイメージで、舞台やそうした表現に対して向き合っているのか、僕は、見たり、直接聞けたりした瞬間があった。だから、僕は彼のことを人間として信頼しています」
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勝地涼からみた、森山未來の印象
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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