【首都直下地震】東京東部で犯罪多発か?
店舗強盗、火災空き巣、帰宅難民ノックアウト強盗 東日本大震災から1年……学習した犯罪者たちの極悪シナリオを地域別にまとめた
◆荒川周辺 倒壊空き巣
即日現地入りした窃盗団が東京東部の河川沿いで大暴れ!
地盤が軟弱な荒川、中川や隅田川沿いは政府発表のハザードマップでも倒壊家屋集中エリアとして警戒されている。火災が発生しなくても大規模な避難指示が出る可能性は高いが、生存者を捜す市民もまた多いと犯罪者は予測。そのため、市民に紛れて空き巣を実行することも容易となる。エリア的には足立区を中心に、小菅、平井、新小岩、大島、船堀、西葛西など荒川周辺。また環七に近ければ近いほど脱出ルートが取りやすいため、上記地域から環七までの帯状のゾーンが倒壊空き巣の中心とプランニングされている。東日本大震災の教訓から「早い者勝ち」で即日現地入りする輩が多いと予測も
◆小岩 帰宅難民ノックアウト強盗
脇道に逸れた帰宅難民たちを暗闇の中で襲撃し金品強奪!
靖国通り(国道14号)、蔵前橋通り・水戸街道(国道6号)、昭和通り(国道4号)など放射道路が河川にかかる橋周辺は帰宅難民で大渋滞。混雑を避けて小道に逸れようとする避難者がいるのだが、そこを襲撃すべく犯罪者たちは検問を張っている。南砂、大島、平井、小岩、墨田、亀有、千住などがターゲットの中心となるはずだ
◆葛西 車中レイプ
引ったくりついでに多発!?避難時に放置された車が犯行現場になる!
帰宅難民となった女性は引ったくりとともに、レイプへの警戒も必要だ。“検問”を張る不良たちが、混乱に乗じて女性たちを放置された車や倒壊家屋などに引き入れて、強姦する可能性は否定できない。基本的には帰宅難民ノックアウト強盗と同じエリアが発生場所。また玉川通り(国道246号)など大道路周辺も警戒したほうがいい
◆上野 店舗強盗
店舗狙いの窃盗・強盗は電力回復まで継続される!
停電と混乱に乗じた店舗強盗では、各地のデパートや都心型ショッピングモールなどをはじめ、ブランド店の集まる表参道や代官山、ブランド質屋が集中する池袋などがターゲットに。一方で、上野を基点として広がる御徒町や合羽橋、秋葉原などの問屋街では外国人窃盗団が組織的に活動。東日本大震災の際にも御徒町に外国人グループが集まったという経緯もあり、非常に危険なエリアとなる
◆高円寺 火災空き巣
火の海と化す環七エリアを中心に混乱に乗じて発生する便乗犯罪!
最大の被害が想定される東京湾北部直下地震では、冬季の18時に風速15mで地震が発生した場合(最大想定)、都心西部の環七沿いの木造密集地が大規模に延焼すると予測されている。当然、犯罪者たちはこの予測を基にプランを立て、阪神大震災で横行した火災空き巣をモチーフにしているという。被害エリアは南は大田区から、上馬、高円寺、野方、板橋本町、十条などの木造家屋密集地帯が中心。火災発生から大規模に延焼するまでの隙に避難指示の出た地域を中心とした空き巣や店舗荒らしが計画されている。犯罪者がアクセスしやすい環七沿いが災害の中心地というのは倒壊空き巣と同じだ
◆渋谷 資産家強盗
繁華街に近いほど危険。警備網破壊の噂まで!?
震災による停電から通電までに計画されているのが高級住宅街にある資産家住宅への空き巣・強盗犯罪だ。繁華街に近いエリアがターゲットとして選定されており、多くは渋谷区と港区、品川区に集中。犯罪集団のなかでは「外国人組織がすでに民間警備会社の東京情報センターの位置を特定。震災後に通信環境を叩く」との噂もある
◆豊洲 タワーマンション侵入
完全無防備となった停電下の高層マンションは絶好のカモ!
高層マンションは停電によってライフラインを断たれることで無人化。さらに、住人の安全確保と停電の影響でオートロックまで解除されてしまうため、窃盗団の標的となる。海沿いエリアの勝どき、豊洲、品川、高輪、芝、晴海、天王洲アイルなどがリストアップされている。ただし、お台場は逃走ルートの確保が困難なため除外される
◆横浜 覚せい剤密輸
津波で破壊された港湾部に続々と上陸する違法ドラッグ
2~3mという津波(最大想定)で麻痺した港湾施設と海上警備の隙をつき、横浜方面は本牧ふ頭から磯子、千葉方面は木更津から姉ヶ崎までの沿岸部での上陸作戦を麻薬組織が画策。大災害後にドラッグ需要が増えるのは、やはり過去の大震災の教訓から。「その際は5年分の薬物を上陸させる」という声も
― 首都直下地震で[犯罪が多発する街]はここだ!【4】 ―
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