震災発生時、窃盗団が狙う街・狙わない街
東日本大震災から1年を迎え、政府の中央防災会議が首都直下型地震の想定震度を震度7に見直すなか、大地震発生への恐怖が首都圏を襲っている。倒壊、火災、液状化……だが、恐ろしいのは「激甚被害」だけなのか。同時多発的に発生する「治安被害」の全貌を明らかにする!
震災発生時の都心部では、とある犯罪シナリオが存在する。
「各繁華街にある百貨店に直行してバッチンバッチンに(窃盗を)やらかすって今から言っているヤツは少なくない。名前が挙がっているのは都内の豊洲ららぽーととか表参道ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイスや渋谷マークシティかな。あと小売店で狙われるのは渋谷や表参道、代官山のブランドショップ。池袋は質屋がいい。ただ千代田区は警察の本気度が違うから、皇居も近い銀座なんかは逆に狙わない」(暴力団関係者・B)
また店舗強盗でより過激なのは、外国人窃盗団だ。「外国人避難地区」となる六本木に司令塔を置き、組織的に強盗を繰り返すという。
「上野に集まったあと、宝飾品の問屋街がある御徒町、食品問屋街の合羽橋、秋葉原の高級家電、御茶ノ水の高級楽器を狙う。鉢合うとヤバいから、日本人はそっち行くなよって言われている」(B)
警察庁は先日、大規模災害発生直後に被災地に投入する「即応部隊」を1万人規模に増大させると発表。だが暗闇のなか、帰路につく一般市民や、さまざまな店舗の警備にまで手が回るとは思えない。
●【首都直下地震 犯罪ハザードマップ】⇒https://nikkan-spa.jp/172272
― 首都直下地震で[犯罪が多発する街]はここだ!【2】 ―
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