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タクシーで長距離乗車するのってどんな人?東京ー新潟を往復をしたツワモノも

医者が学会出席を兼ねて愛人と旅行するために乗車

 とは言え、こうした長距離乗車の客はタクシー業界ではそこまで珍しい話ではないという。では、タクシーで長距離乗車するのはどんな人がいるのだろうか。今回は100km程度を長距離乗車として、話を聞いた。 「医者の方が多いですね。学会に行く時に製薬会社のタクシーチケットで行く方も多いんですよ。『お医者さんを前橋まで乗せた』とか、同僚でも医者を長距離で乗せたって話はちょくちょく聞きます。私は違う医者の方ですが仙台、名古屋と乗せたことがありますね。お二人とも愛人と一緒でした(笑)」(前出のドライバーSさん)  ある製薬会社のMRによると、学会出席のために医者がタクシーを要求することは珍しくないことだという。「愛人と一緒だと駅や新幹線で他の先生に会って面倒になるから、タクシー使いたいってドクターは多い」のだとか。

高齢者の長距離乗車が多い理由

「私は名古屋までが2度、浜松、甲府、栃木の真岡市、水戸に行ったことがありますね。同僚は大阪ってのも聞いたことがあります。同僚の大阪も含めて全部新幹線に乗り遅れたからでした。新幹線の終電後はこういうロングがよく出やすいんです。どうしても朝から仕事で……って方ですね。浜松の方は仕事のトラブルでどうしても現場に行かなきゃいけなくなったからって話されてましたね。こういう方も多いんです。  でも、2度行った名古屋のうち、もう一度は渋谷の246号沿いで手を挙げた老夫婦でしたね。そりゃビックリしますよ、普通に乗ってきて『名古屋まで』って言われたら。お話しを聞いたら、東京に住んでる息子さんのところに来て帰るとこだったとか。スーツケースを持って東京駅まで行って新幹線乗って、名古屋駅からまた乗り換えてってのが面倒だったと。ご高齢の方は駅まで行ったり、荷物持って乗り換えたりが面倒で長距離乗車する方が多いんですよ」(都内法人タクシーのドライバー男性・58歳)  水戸までは5万円、浜松で7万円、名古屋まではしめて15万円。かなりオイシイ客である。このドライバーが名古屋まで乗せたように、高齢者が旅行の際にタクシーで長距離乗車することはよくあることなのだとか。長距離乗車する人には、それなりの理由があるというわけである。なかにはこんなケースも……。
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東京-新潟を往復した理由とは……
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