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“億り人”のチャンスもあるDokanto!。その傾向を年間データから読み解く

 競輪のレース結果を元に、高額配当が狙えるDokanto!が注目を集めている。スマホ片手にほぼ毎日、1口200円から手軽に買えるとあって人気が急上昇中なのだ。Dokanto!には、指定された7レースの各1着を当てるDokanto!7、そして指定された4レースの各1,2着をあてるDokanto!4twoがある。  高額当選が狙えるくじ感覚の賭け式は数あれど、なぜDokanto!に注目が集まっているのか。そのワケは的中本数と平均配当にあるという。公営競技ライターとして、Dokanto!の魅力に注目する佐藤永記氏に話を聞いた。

平均配当約2,160万円の的中本数52本!  10日に一回訪れるビッグチャンス!(※複数的中口数含む)

 では、昨年2021年の的中本数と平均配当について佐藤氏に解説してもらおう。まずは的中本数について解説してもらった。 「2021年は2020年から始まったコロナ対応による7車立て開催の増加で的中率が増加しています。コロナ対応1年目の2020年よりも的中回数が28回から、25%増加して35回の的中発生回数になっています。平均すると10日に一回は的中が出ており、より身近な存在になったと言えます。7車立てになったことに加えて、Dokanto!に興味をもって購入する人が増えたことが大きく影響しています」  また、佐藤氏はDokanto!の人気が増したことについて、このように分析する。 「Dokanto!は同日に複数本の当選が発生することがあります。2020年は本数なら38本だが、2021年は52本。的中本数が36.8%増加したことになります。それでいて平均配当は2020年と2021年でほとんど変わりがないのです。これはDokanto!の人気が増して購入者が増加したことの証明です」  的中例が増えたことで注目が集まり、その結果、参加者が増えて「当たれば大きい」を維持したまま的中者も増えるように……。こうした“夢の好循環”とも言える状況がDokanto!には今、起きているのである。 「今あるクジ系の重勝式は当たりやすさと配当が比例していることが多いなかで、車立ての変化による確率の上下やキャリーオーバーによる当選額の変動で、一番スリリングで面白い存在にDokanto!はなっていますね」
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大物狙うなら7、堅実派なら4two
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愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。
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