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コロナ陽性、隔離病棟に14日間…闘病中に初めて知った「医療現場のリアル」

▼無料の4人部屋と有料の2人部屋

 私が入院した病院は2つのプランから病室を選べました。 ・4人部屋(無料) ・2人部屋(1日7700円)  私は「数日の入院で済むだろうから」と高を括っていたので、2人部屋を選択しました(現実には2週間も入院することになりましたが……)。
病室

2人部屋を選んだものの、14日間、実質個室として使うことができた

 私の病室はたまたま自分一人しかおらず終始、個室状態でした。 「入院患者さんは日々増えているけど、まだそこまでではない」というのが看護師さんがおっしゃっていたこと。  もちろん東京や大阪で「医療崩壊」が叫ばれるほど逼迫状況になっているのは事実ですが、偶然私が入った病院はそこまで混雑していませんでした。  隔離病棟内でも空き部屋が散見されましたし、看護師さんたちも忙しいながらも「まったく余裕がない」ような状態ではないとのことでした。

▼たまたま逼迫していなかった病棟

 医療崩壊が叫ばれる中、こんなことを書くと変に誤解を受ける気がするのですが……この記事はただひたすらに経験談を事実として伝えることを目的としています。  むしろ私は嘘を書いて「私が入院した病院は医療崩壊が著しく、看護師さんも手いっぱいで病室はギチギチに詰め込み状態、皆さん感染症対策を徹底して医療を救いましょう」としたほうが世の中のためにはいい気がしますが……今回はイデオロギーなどを排して執筆しています。  そのうえで、あくまで私の入った病棟は「たまたま」そこまで逼迫はしていませんでした。あくまで嘘ではなく、ここに事実を書いておきます。  もちろんだからといって、医療逼迫は事実です。感染症対策をしっかりと行い、医療関係者の負担を減らすことが急務であることに変わりはありません。あしからず。
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隔離病棟で窓を開けていけなかった理由
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