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出世を諦めた年収700万円の地方公務員、それでも充実の日々と語るワケ

新たに始めた趣味も

 ただし、毎週審判をするわけでもない。休日の空いた時間で、新たに始めたのが妻の趣味である山登り。今はコロナ禍で遠出は控えているが近場の山を夫婦で一緒に登っているそうだ。 「子供が就職したこともあり、妻との時間を増やしたかった。仕事は相変わらずですけど、打ち込めるものがあるおかげでオン・オフをリセットしやすく、ストレスフリーな日々を過ごせています」  月4日ほど審判ボランティアを務め、「今度は高校野球の審判にも挑戦してみたい!」と夢を語るが、仕事面ではこれといった目標はないという。年収700万円の公務員に趣味の充実が加われば、最強だ。
[仕事できない人]の生存戦略バラシ

イラスト/YAGI

●田所俊二さん(仮名・48歳) 高校卒業後に地元自治体に就職した地方公務員。現在は3年の任期で出先機関の市立図書館に出向中。年収は約700万円 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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