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「逃げるようにハーバード」女性経営者が放った桁違いマウンティングの衝撃

マウントポジションを見つけることの重要性

 また、本記事で個人的に印象に残った箇所がもう一つあります。それは南場氏が就活生に対して、自分だけのマウントポジションを見つけることの重要性について力説している部分です。 「20歳前後というのは、世の中のすねかじりから社会の一員に変わっていくタイミングです。就活は、初めて偏差値がない、大きな意思決定ですよ。中高大と偏差値という尺度の中で自分の手が届く一番いいところを選んできたと思うけれど、それはすべて他人の尺度。他人の尺度で選択している限り、あなたはあなたの人生を生きているとはいえません。職業選択は初めて、他人の尺度から解放されるチャンスです。絶対に『親が喜ぶ』とか『友達にドヤ顔できる』という尺度で就職を決めないでほしい」  6月には女性初の経団連副会長に任命されることが内定している南場氏ですが、自らを「不格好」と称した書籍『不格好経営』は累計10万部を超えるロングセラーとなっています。
不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

「桁違いマウント」を実現して「マウントフルネス」に到達しよう

 最近、『何者』かになろうとしてSNSのフォロワー数をむやみやたらに増やしたり、目先の「いいね」を掻き集めて自己顕示欲を満たそうとする人が年々増えていると聞きます。ただ、SNS上の影響力だけを必要以上に高めたところで、結局は『何者』にもなれない残念な人生が待っている。そんな可能性も考えられます。
 短期的なマウントに溺れると中長期的なマウントが取れなくなる──凡なる我々は今こそ「南場流マウント」からビジネスパーソンとしてのあり方を体得し、「マウントフルネス」の実現を目指すべきなのです。「1億総マウント時代」において、その重要性はますます高まっていくことでしょう。
「人間のあらゆる行動はマウンティング欲求によって支配されている」「マウンティングを制する者は人生を制する」を信条に、世の中に存在する様々なマウンティング事例を収集・分析し、情報発信を行う。ツイッターアカウント@mountingpolice
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