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「逃げるようにハーバード」女性経営者が放った桁違いマウンティングの衝撃

 マウンティング──それはビジネスでもプライベートでも有効に活用すれば、自身の生活の幸福度を格段に高めてくれる古来から常に存在し続けてきた必須のコミュニケーションの一種。マウンティングポリス連載の第9回では、マウントを取る気は一切ないのに“結果的に”マウンティングになってしまっている「桁違いマウント」事例について紹介していきます。

実業家・南場智子氏「逃げるようにハーバードに留学」

ハーバード「マウンティングを制する者は人生を制する」という考え方のもと、我が国においてもマウンティングリテラシーの重要性が真剣に議論され始めています。  一方で、些末な「マウント争い」に明け暮れる人々の数も大幅に増加しており、深刻な社会問題となりつつある。そんな中、今、私たちが心に刻むべき究極のマウンティング事例があります。  今回ご紹介させていただくのは、DeNA・南場智子会長のケースです。IT分野にとどまらず、今や日本を代表する経営者の一人として称されることも多い南場氏ですが、NIKKEI STYLE「トップ女性起業家の後悔 自分の尺度で生きるの遅れた」のインタビュー中で、「大学卒業後にマッキンゼーに就職したのは自分で決めましたか」という質問に対して次のような印象的な回答を述べています。 「就職は父に決められたわけではないのですが、自分の尺度で決めたわけでもありませんでした。マッキンゼーは当時ものすごく人気があって、みんなこぞって受けているから自分も受けてみようかなという程度。コンサルタントって何なのかもまったくわからないまま、就職を決めてしまいました。入社してからコンサルタントの仕事の厳しさを知りました。あんまりつらくて、逃げるようにハーバードに留学したほどでした」

無自覚かつ規格外な「桁違いマウント」

 この回答で最も注目すべきは、「マッキンゼーがつらくて、逃げるようにハーバードに留学」という箇所です。  世界最高峰のコンサルティングファームとして知られるマッキンゼーで活躍していたという事実だけでも十分にスゴイのですが、それに加えて、マッキンゼーから“逃げ出した”先が世界屈指の名門・ハーバード大学とは……あまりにも無自覚かつ規格外な「桁違いマウント」といっていいのではないかと思います。  もちろん、南場氏本人にはマウントを取る気は一切ないのでしょうが、実力が桁違いすぎて一般人から見れば結果的にマウンティングになってしまっているという意味では、非の打ちどころのない稀有な事例と捉えることもできるでしょう。
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稀代の女性経営者が説く「正しいマウントの取り方」
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