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「ハゲを目立たせてしまう」服装。黒やグレーの単色コーデはNG

ワンポイントアイテムで薄毛をカバー

イケてるハゲの極意

ネイビーのミラノリブジャケットにライトブルーのデニムを合わせた、キメすぎてないカジュアルなスタイル。胸元のピンズがワンポイントに。ジーンズでもスリムタイプを選べば、上品さは損なわれない

「襟のある服を重ね着することで、首元の襟に視線が向かい、ハゲの印象が和らぎますし、洗練したイメージもつくれます。チーフやピンズもまた視線を誘うため、ワンポイントに有効です」  ハゲにとっては、“シンプル・イズ・ベスト”ではない。髪の不足は、多彩な服と小物で補おう。

それでもダメなら帽子がある

イケてるハゲの極意

バオハット❶の素材はココヤシの葉で通気性抜群。琉球絣を使用したハンチング❷は、被り心地が良い。帽子に汗が付着しやすい薄毛男性には洗えるワークキャップ❸が便利だ。麻ブレードハット❹はスーツとの相性がいい

 頭皮の露出したハゲは、裸体ならぬ“裸頭”とも言える。裸の頭を見せるのに抵抗があるなら、帽子という“服”を楽しむのもいい。森井氏は「薄毛、特にスキンヘッドの方は、サイドや襟足が帽子からはみ出ることがないので、比較的どんな帽子でも似合います」と話す。  特にハットやハンチング、ワークキャップを勧めるのは、国産帽子店「KNOWLEDGE」店長の又野嘉人氏だ。 「ハットは普段着とスーツどちらも対応し重宝します。短めのツバならカジュアル、長めならスキンヘッドと相まってイタリアンマフィア風の貫禄が出せる。楽しみ方にバリエーションがありますね」  ハンチングは、そのなめらかな楕円のフォルムがスキンヘッドの形に沿ってナチュラルに被れる一方、ワークキャップの前面の直線的なラインは武骨で男らしく、スキンヘッドの印象とマッチする。 「薄毛男性が帽子選びで注意すべきは通気性です。蒸れて玉になった汗が顔まで滴ると、見た目にも暑苦しくなります」(又野氏)  帽子でオシャレの楽しさと自信を取り戻す夏を迎えたい。
イケてるハゲの極意

森井良行氏

【森井良行氏】 パーソナルスタイリスト。All Aboutメンズファッションガイド。エレガントカジュアル代表。YouTube で「モテるファッションちゃんねる」を運営する。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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