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「ハゲを目立たせてしまう」服装。黒やグレーの単色コーデはNG

 海外では“色気”としてもてはやされる薄毛も、日本では馬鹿にされることが多い。当事者も隠すことばかり考えて、見せることには無頓着だ。しかし、そうした中にも魅力的なハゲとして生きる者がいる。薄毛に似合うファッションスタイルで、“ダメハゲ”から“イケハゲ”になる術を探っていく。

シンプルな服装はNG!?薄毛男性こそ着飾ろう

淡い色のサマージャケットが印象的なイタリアンファッション。ネイビーのテーパードパンツを合わせ、濃淡を出す。オフィスとプライベートで使える、シーンを問わない万能スタイルだ

「薄毛で悩み自信を失った男性は、これ以上悪目立ちしたくないとファッションに消極的です。でも、薄毛男性こそ色や形で遊ぶオシャレを楽しんでほしい」  そう語るのは、ロジックに基づいたファッションを提案するパーソナルスタイリストの森井良行氏。 「薄毛男性が人目につかないように選ぶ黒やグレーの単色ワントーンコーディネートは、顔まわりを強調し、むしろハゲを目立たせてしまうんです。そこで提案したいのが、淡い色と地味な色を合わせる“メリハリコーディネート”。視線を全身に向けるこのテクで、薄毛の印象を軽減させましょう」  上半身が淡色なら、パンツは濃い色にするという工夫だけで、装いに アクセントがつき、視線を全身に誘導できるのだ。

薄毛男性のNGコーデ&OKコーデ

イケてるハゲの極意

ネイビー×ブラックの典型的なワントーンコーデはNG。肌の露出した顔まわりに視線が向くため、薄毛男性は避けたほうがいい

 また、森井氏は「装飾の少ないミニマルな装いは、やはり薄毛に目が向くので、避けましょう。襟やボタンのついてないTシャツやセーターなど、シンプルなアイテムほどハゲが目立ちます」という。
イケてるハゲの極意

無地Tシャツに、オープンカラーシャツを重ね着することで、ミニマルスタイルを回避している。色みも上半身と下半身で濃淡がついているので、視線は自然と全身に向かう

 そこで目指したいのが、襟つきの上品なシャツやジャケットをラフに一枚重ねる、イタリア的なファッションだ。“ちょいワルおやじ”をイメージしてもらえばいい。
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小物&帽子で薄毛をカバー
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