コンカフェ流行、オタクが飯にチェキをぶっ刺す「飯チェキ」行為の謎
コロナ禍で「夜の街」が批判されて以来キャバクラが苦戦を強いられる一方、根強い固定客(オタク)を抱えるコンカフェ(コンセプトカフェ)は元気な印象だ。
そんなコンカフェに通いつめるオタクの間で一風変わった風習があるという。その名は「飯チェキ」。働くキャストのチェキを、飲食物に入れたり飾ったりするのだとか……一体、なぜそんなことをするのか。その実態を取材した。
鈴木祐樹さん(仮名・20代)は普段からコンカフェに通う一人である。飯チェキは日常的に行っているとのことで、その理由をたずねてみた。
「推しに“いつも君のチェキやアクキー(アクリルキーホルダー)を携帯しているぞ”っていうアピールの部分が大きいです。あとは単純に見た目が面白いのでSNSにあげたくなるというか……」(鈴木さん)
そのアピールをすることによって、チェキに写る本人からはどんな反応があるのか聞いてみると「Twitterにあげると、威嚇ふぁぼ(※)は来るんですけど、話すときに話題になったことはないですね……」とすこし残念そうに話した。
(編注※相手のツイートに対して実際は興味がないのに“チェックしたよ”ということを強調するためにいいねを押すこと)
コンカフェに通う吉川優馬さん(仮名・30代)が飯チェキをするようになったきっかけは、推しが喜んでくれたからだと話す。
「最初、チェキをラーメンの横に置いて撮った写真をツイートしたら、思いのほか推しが喜んでくれたんです。それと以前に、グッズとして推しのアクキーが販売された時、『ラーメンに刺して』と本人が言っていました。なので、後日推しの好きなラーメン店に行ってアクキーを刺して改めて写真を撮りましたね」(吉川さん)
吉川さんの画像を引用した推しのツイートには、たしかに「めっちゃ嬉しい!!!」と喜びの言葉が綴られていた。相手が喜んでくれるならば、とやりたくなってしまう心理はわからなくもない。
推しにアピールするために…
飯チェキを歓迎するキャストも
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