エンタメ

NHK朝ドラ『おかえりモネ』に業界人から厳しい評価「コケる要素が多すぎる」

抜群の演技力だがピュアさに欠ける清原果耶

 また、ヒロインを演じる清原果耶の演技力の高さについてもB氏は指摘する。 「朝ドラのヒロインといえば、ピュアさや天真爛漫な雰囲気がカギ。その点では清原さんはピュアなルックスと圧倒的なオーラを持っていますが、良くも悪くも演技がうますぎる。  今年映画5本に出演するなど、繊細な演技や表現力は若手トップクラスですが、朝ドラヒロイン特有の“天真爛漫さ”に欠ける。朝の慌ただしい時間に見るドラマだけに、オーバーアクションや多少の粗さがあったほうがよいのでしょうがそれでは清原さんのよさも出ないですし……難しいところですね。  その他の俳優でいっても、鈴木京香さんや夏木マリさん、西島秀俊さんあたりも達者すぎる。見ごたえのある演技なので私は好きなのですが……」

主人公・百音の心情に感情移入できない?

 最後に、深夜ドラマやアニメ映画の脚本を手掛ける女性脚本家・c氏にも話を聞いた。 「序盤を見る限り、“夢を持っていない”主人公に感情移入できないところがあります。天気に興味を持つ、気象予報士を目指すという過程にも説得力があればよいのですが、やや“ご都合主義”なところがあるかなと……。  ただ、脚本家の安達さんはラブストーリーや職業ドラマの名手。上京してからの展開でだんだんと盛り上がりが出てくるはずなので、見続けようとは思っています」  上記のように業界関係者は見ているようだが、物語はまだまだ始まったばかり――。主人公・百音の成長とともに『おかえりモネ』も“曇りのち晴れ”になっていくことを願いたい。 〈ライター/木田トウセイ〉
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート