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宝塚記念はオフロードタイプの馬が狙い目? 競馬の達人が注目する穴馬

オフロードに強い四駆タイプはこの馬だ!

 私の理論では、4~5速の指数が高い馬は前述のスポーツカータイプを指します。これらを軽視し、荒れた馬場でもこなせる3速の指数が高い馬を狙うのが宝塚記念では重要になります

本命はクロノジェネシス、逆転候補はレイパパレ、穴はアリストテレス

宝塚記念

宝塚記念 安井氏の予想

本命候補 3速指数1位・7番クロノジェネシス  昨年の宝塚記念の勝ち馬で有馬記念も勝利。また、3歳時には秋華賞も制していますが、これらのレースはすべて上がりが掛かるレースです。1番人気が予想されますが、今年に関しては奇しくも四駆タイプがしっかりと評価される年になりそうです。ゴールドシップ以来の勝利も期待できるでしょう。ただ、今年はドバイ遠征以来の実戦。1986年から延べ30頭が挑み、一度たりとも勝利できていない3か月以上の間隔をあけて出走というローテーションになるのは気になるところです。軸としては信頼できそうですが、人気が集中しそうなので単勝系の馬券は少し怖いところ。 逆転候補 3速指数2位・2番レイパパレ  前走で制した大阪杯は同じ阪神競馬場の内回り戦。しかし、開催前半に行われる事とスタート地点に違いから前半がゆっくりと流れることから芝G1でも上がりの速いほうのレースになります。そのため、昨年のラッキーライラックなど勝ち馬は宝塚記念で苦戦する傾向がありますが、今年は重馬場で行われたことでレースの上がりが36.8秒も掛かりました。3速指数でもクロノジェネシスと並んでいるように実力伯仲と見ていいでしょう。逆転が期待できる一頭です。 穴候補 3速指数4位・9番アリストテレス  昨年の菊花賞は三冠馬コントレイルにクビ差まで迫る激走を見せました。前述のように芝G1で2番目に上がりの掛かるレースは宝塚記念ですが、3番目は菊花賞。同レースを勝利したオルフェーヴルとゴールドシップ、そして5着に善戦していたミッキーロケットが近年の宝塚記念を制しているように、この2レースはリンクする傾向にあります。掛かる気性からここ2戦の長距離戦で人気に応えられなかったことで今回は人気が落ちそうで、レース上がり37.9秒を要したアメリカジョッキークラブカップを制しているように中距離戦で巻き返しを期待します。 <文/安井涼太>
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)

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