妻にはこっぴどく叱られたというが、会食をしたことは後悔していないと話す。 「どうやら、マスクを外して1メートルの距離で15分以上話すと濃厚接触に当たるらしいのです。会食をしていなければ、濃厚接触は避けられたのかもしれません。でも、仕事をしていくなら、一緒に食事をすることって大事だと思うんですよね」 　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、職場での飲み会やランチなどの機会は激減した。しかし、コミュニケーションのひとつとして重要だという世代もいる。チームの活性化をのぞんだはずが、結果的に業務を一時ストップさせ、家族まで迷惑を被ることになるとは、なんとも皮肉なものだ。 ＜取材・文／阿佐ヶ谷蘭子＞