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沖縄・国際通りにナンパ目的の男女が集うワケ。路上飲みは規制したけれど

開いている店がないので人が集まる

 しかし、この緊急事態宣言下に地元民が国際通りに集まるのには他にも理由があるという。地元の女性に話を聞いてみた。 「ずばり、ナイチャー(沖縄県外の人。本土から来ている人のこと)の女の子のナンパ目的です。元々、国際通りにできた屋台風施設はオープンしてすぐにウチナーンチュのナンパスポットとして人気になりました。  沖縄県知事は県外からの旅行者に自粛を呼びかけていますが旅行客は来ています。それで、他に行く店がないと観光客が屋台風施設に集まってくるようになったのです。私の男友達も『他に開いている店知ってるよ~、と観光客に言うとすぐについてくる』と自慢気に話していましたね」

男だけでなく女もナンパ目的で集まる

 緊急事態宣言下に訪れる観光客を狙ってナンパ……なんとも呆れる話だが、さらに驚くのは地元の女性もナンパ目当てで飲みに行っているというのだ。 「私もそうなのですが、沖縄って内地の男が好きな女の子が多いんですよ。沖縄の男は全然働かないし酒ばかり飲んでるけれど、ナイチャーは真面目で優しい人が多いですよね。内地の男と結婚したいために県外に出張の多い会社に就職したり、ナイチャーが飲みに来るキャバクラで働く子もいるくらい。  東京から来たなんて言われたら、もうたまりませんね。1つの場所に観光客が集まるなんてなかなかないから『このチャンス逃すまい』と、ウチナーンチュの女の子も夜な夜な国際通りに行ってますよ」  沖縄在住の新聞記者もこの状況に強い危機感を持っている。 「店が開いていないから、開いている店には必然的に客が集まっています。国際通りの屋台風施設はその代表的な存在で、せんべろなど安価で飲める店は若いコたちで連日賑わっています。那覇でも本土と同様、若いコたちの路上飲みが問題になったのですが、見回りの強化で随分と減りました。しかしその結果、こうした開いている店に集中したと指摘する声は多いんです。    これまで沖縄のコロナは県外から持ち込まれて感染したケースが多いと発表されていましたが、最近急増しているのは家族間感染。これからの季節、観光客も増えますのでさらに感染爆発が起こる可能性もあると保健所や県の関係者は危惧しています」  沖縄の緊急事態宣言が解除されるのはまだまだ先になりそうだ。 取材・文/日刊SPA!編集部 ※記事中に当該施設とは関係のない施設の写真を掲載してしまいました。現在は削除しておりますが、関係者の方にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
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