恋愛・結婚

初めての彼女と夢の旅行に。“意気込み”が空回りした衝撃の結末

意気込んで行った京都旅行で……

和室 大学生の頃、アルバイト先で一目惚れした彼女に猛アピール。その甲斐あって付き合うことに成功した藤本直人さん(仮名・30代)は、初めての彼女ができたことに舞い上がっていた。季節が夏だったこともあり旅行の話をしていたという。 「彼女から『おじいちゃんの家が京都にあるんだけど行く?』と提案されました。いきなりおじいさんの家は……と最初は抵抗があったのですが、夏場は別荘的な扱いで利用していることが分かり、少しテンションが上がっておりました」  単純に彼女と旅行に行けることも嬉しかったが、そこで初体験を済ませるんだと意気込んでいたようだ。 「当日は、とても楽しくて途中で寄ったSA(サービスエリア)やごはん屋さんも楽しかったのですが、私の頭の中は夜のことで徐々に緊張感が高まっておりました。おじいさんの家に着いてからは、海も見えて本当に夏を満喫しているなぁといった感じだったのですが。それ以上に、初めて見る彼女の水着姿に感動し、何とも言えない感情が爆発しそうでした」  そして、陽が長い影を落とし、あたりが暗くなり始めた頃。藤本さんは「いよいよだ」と胸を高鳴らせながら家に戻ったのだが……。

客人は自分たちだけではなかった

「家には明かりがついていました。『電気消し忘れたっけ?』と話しながら近づいてみると、中に人がいたんです。驚きました。なんと、偶然にも彼女のお姉さん夫婦も泊まりに来たというのです」  お姉さん夫婦とは一緒に楽しく過ごすことができた。しかし、それぞれの部屋などはなく、夜も雑魚寝だったため、目的は果たすことができずガッカリ。藤本さんにとっては、甘酸っぱい思い出なんだとか。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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