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「あの人はユダヤの手先」虐殺ネタをチクった中山防衛副大臣への悪評の数々

中東外交にも影響!?

 実際、その“通ぶり”は防衛省内ではかなり有名だという。防衛省の中堅幹部は苦笑交じりに話す。 「中山さんのイスラエル通ぶりは省内では有名すぎるほど。日本イスラエル友好議員連盟の事務局長務め、お父さんもイスラエルと太いパイプがあった。ただそれだけならいいんですが、イスラエル寄りどころかイスラエルのスポークスマンかというほどイスラエルをヨイショするので、『ユダヤの手先』と揶揄されてます。今回の一件で名前が出たときなんかは、省内では誰も驚かず、『やっぱりね』と失笑が漏れました」    他にもイスラエル寄りの発言は多く、今年5月には炎上、デモ隊が押し寄せる事態にもなった。 「Twitterで『イスラエルにはテロリストから自国を守る権利がある』『私達の心はイスラエルと共にあります』とtweetしたのには、唖然としました。その後削除されたのですが、仮にも防衛副大臣ともあろう者がする発言じゃない。  そもそも日本の外交はイランと仲が良いということが中東、欧米諸国に対しての切り札なんです。ここまであからさまにイスラエル寄りの発言をする与党の政治家、それも防衛省のトップクラスがいることはどうなんだという声が外務省の関係者からも上がっているようです。  実際、私の知り合いの外務省職員は『少し黙っていてほしい』と、真顔で愚痴をこぼしていましたね」

すぐにイスラエル人を紹介しようとする

 そんな中山氏の省内での評価は、やはりすこぶる悪いという。 「中山さんに『人を紹介したい。とても有益な人だから』と呼ばれて行くと、いつもイスラエル人がいるんです。中山さんから人を紹介したいと言われると、省内の人間はみんな眉間にシワが寄りますね(苦笑)。  一時期、職員達の間では『本当にイスラエルのスパイじゃないのか?』という声が上がったほど。何かと言えばバカの一つ覚えみたいに『イスラエルが〜』と来るので、みんな呆れてますよ」  その中東情勢はタリバンがアフガニスタンを制圧し、混沌を深めている。中山先生の出番は果たしてあるのだろうか。 取材・文/日刊SPA!編集部
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