恋愛・結婚

「貧乏になってもいい」からパパと離婚して。コロナ禍で家庭は崩壊寸前

「パパと一緒にいるのが嫌」

夫婦喧嘩「このまま主人と一緒にいても、子どもたちがツラくなるだけ。今住んでいる地域は、シングルマザーへの手当てが手厚いことを知りました。子どもたちも、『パパと一緒にいるのが嫌』『貧乏になってもいい』『1日中イライラされ続ける状態って、ママ想像できる?』と言っています……」  飲食店でのパートを休職し、できるだけ家に時間を増やしたが、家庭内の雰囲気は最悪のままだった。 「もしも、この状態が続いていたら確実に離婚していたと思います」  緊急事態宣言が解除されると、夫は会社に出勤するように。そして、夫は異動となり単身赴任となった。そのおかげで、現在は離婚することを踏みとどまっている状況だ。

仕事が休業中でも家事や育児をやらない夫

 保育関係の仕事をしている渡部美穂さん(仮名・30代)が、コロナ禍での異常な家庭環境を打ち明ける。現在、夫が勤める会社は仕事がなく、約4か月間にわたって休業中だ。 「子どもの小学校が休校になっているときは、昼間はずっと旦那と娘の2人でいます。旦那は娘の顔を見ればグチグチと小言ばかり言う。YouTubeを少し見ているだけでも叱るのです」  にもかかわらず、夫自身はテレビを見てばかりでゴロゴロ。 家事や育児は渡部さんに任せきりの状況だ。 「この前は、私のトイレ掃除が汚いと文句を言ってきたので喧嘩になりました。旦那は結婚してから今まで風呂掃除すらしたことがありません。ここまできたら、もう離婚するしかないですよね?」  コロナに関係なく、いつかは価値観の違いから離婚していたかもしれない——。渡部さんは、コロナ離婚というよりも「コロナの時期に離婚」なんだと話す。
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頑張れば夫婦の絆は深まるのかもしれないけど…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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