ユニクロの小物、特にハットやキャップなどに帽子系はこれまでは正直、オススメできるものが非常に少なく、機能性特化のアイテムが多かった印象でした。 　そんなユニクロの帽子アイテムの中でウールカシミヤキャップは数年前に展開し始めたことを覚えています。 　当時からほかのアイテムとは一線を画す素材で良品だったものの、裏地がチェック柄だったり、アジャスターがチープだったりで手放しでオススメできるアイテムではありませんでした。そこから、徐々に変化していき、ついに今年大きく進化。 　今回のキャップもそうですが、ユニクロは既製品を年々改良改善していくブランドなので、ほかの小物もこれから期待していいでしょう。 　素材は商品名の通り、ウール90%、カシミヤ10%の素材感です。これだけ見てもこの価格ではあり得ないのですが、スペック云々ではなく、見た目でも高級感抜群です。 　カシミヤ特有の重厚で鈍いツヤもしっかりとあり、誰が見ても高級感を感じるでしょう。 　また、ツヤ感があるだけでなく起毛感もあるので、被った際にのっぺりとした印象になりません。アイテムは足せば足すほど装飾性が足されていき、華やかなファッションになっていき地味に見られにくくなります。 　それは無地のアイテムでもいえますが、無地でもこうした起毛感のあるアイテムを取り入れると高級感や大人っぽさをプラスでき装飾性も補えるので、普段のコーディネートにこちらのキャップを足すだけで印象は激変します。 　特に秋冬は大人っぽいアイテムが多く、フォーマルに寄りすぎてしまいがち。そこに、このキャップをかぶるだけで上品ながらカジュアル感が足されてバランスも取りやすくなります。