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ひろゆきが考える「絶対にやってはいけない子どもの叱り方」ワースト1

叱り方を間違えると、子どもは理解できない

ひろゆき 僕は小学生の頃、近所のおばちゃんに叱られたことがありました。なぜ叱られたのかは覚えていないですが、頭を殴られたのは覚えていて、そのことをいまだに根に持っています。  たぶん、そのおばちゃんは子どもの躾になるから良かれと思ってやったのだと思いますが、子どもながらに「口頭で説明すれば理解できることに暴力を使って、正義面をしている面倒な人だ」という認識でいた記憶があります。  そもそも、なぜ怒られたのかすら覚えていないので、おばちゃんが叱った意味もないですよね。頭を殴るとか手を出すとか、問題がややこしくなるだけで良い結果を生むことは少ないと思います。

アカの他人の未成年に関わらないほうが安全

 周りが見て正しいと思える叱り方、例えば大きな声を出さずに悪かった行為を説明して、二度とやってはいけないと理解させられるのであれば、他人の子どもを叱るのもアリだと思います。とはいえ、それはなかなか難しい叱り方で現実的ではないと思うのですね。  もし自分の子どもをいじめている子どもがいたらどうか。叱ることがいじめをした子どものためになるのであればいいのですが、得てして自分の子どもがやられたからやり返す意味で叱る人が多い気がするので、あまり良くない結果になることが多い気がします。  こういう不安がある場合には、アカの他人の未成年に関わらないほうが安全というのが、昨今の世の中なのだと思います。
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どうしても他人の子どもを叱る必要があるときには…
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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