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今年の秋華賞は阪神開催! 注意点と阪神10月開催のポイントを競馬予想家が解説

年末までのロングラン開催

 先述したコース形態について、が全体的な傾向の話だとすると、ここで取り上げるのは今開催限定的な傾向。10月9日から開催される阪神競馬場はロングラン開催で、年末まで実に3開催連続で行われることとなっています。ここまでのロングラン開催はこれまでの変則開催時でもなく、まさに今開催限定の傾向となりそうです。  では、具体的にどのような傾向が考えられるか。これはそれまでの変則開催が参考になります。例えば、12日開催×2で行われた1~2回阪神開催は傾向を観察するうえで非常に役立つでしょう。この開催では阪急杯、毎日杯、桜花賞でレコードが記録されるといったかなり速い馬場状態で開催されていました。  やはり連続開催が長くなればなるほど、開催後半になるにつれ馬場はドンドン荒れていきます。そのため、いつもの開催と同じように馬場を整備していては後半の悪化は避けられません。  ましてや10月からは関西圏で前述の秋華賞、菊花賞の他にエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、阪神JF、朝日杯FSと計6つのG1が行われます。馬場造園課としても、これらG1をボロボロの馬場で迎えるのは避けたいところでしょう。まず間違いなく、この10月開催は特にパンパンの高速馬場で迎えることとなりそうです。  となると狙いはどういった馬になるのか?それは1~2回阪神開催を参考にすればよさそうです。

馬場状態がよく今は逃げ馬が有利か

 前述の開催では馬場が非常に良かったという事でまずは逃げ馬の好走が見られました。やはり高速馬場になると相対的に前にいる馬が有利になります。いくら直線に坂があるとはいえ、馬場が良ければその分で相殺されるという事。阪神競馬場の近5年の逃げ馬の勝率は17.5%でしたが、2021年の1~2回阪神開催に限定すると22.7%に上昇しています。まずは前に行ける馬を探すのが予想のポイントとなります。  そして、もう1つは上がりの速い馬の好走が多かったことです。これも馬場が良いということは、それだけスピードが問われることを意味します。  となると速い馬場で速い脚を使えるかどうかが大事になり、脚の遅い馬では高速馬場に対応できません。こちらも前述と同期間でそれぞれ検証したところ、近5年の上がり3ハロン1位馬の勝率35.7%に対して2021年の1~2回阪神開催では37.4%を記録していました。前に行ける馬を探すのと同時に、速い脚、特に上がりの速い馬を探すのもこの開催では特に重要な要素となりそうです。  ちなみに、上がりの速い馬を探す方法は馬柱から判断する方法もありますが、人気を見るというのも有効な場合が多いです。なぜなら、人気を集めるような馬は基本的にこれまで速い上がりを使っている馬が多いため。  また、速い上がりを使った馬はレース内容としても見栄えが良く評価されやすい傾向にあるので、必然的に上位人気馬にはそういった馬が評価される傾向にあります。そのため1番人気の勝率も近5年の35.3%から2021年の1~2回阪神開催は38.3%に上昇していました。  特に10月開催は逃げ馬、上がり1位を出せる馬、1番人気を意識するだけで的中に近づくでしょう。3000mの菊花賞はその限りではない可能性もありますが、2000mの秋華賞においてはこの傾向が強く出るのではないかと予想します。 文/安井涼太競馬予想家/ライター/クリエイター。著書に『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法』(秀和システム)、『安井式ラップキャラ』(ベストセラーズ)が発売中
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