更新日:2021年12月20日 14:56
カーライフ

フェラーリ&カウンタックオーナーが31年落ちド中古軽トラを買った理由――2021年ベスト10

装備はハードボイルド

 私が買ったジャンボ君(愛称セクシー・ジャンボ)は、カーマニアの下でこの31年間を過ごしたシアワセ者らしく、走行距離わずか5万8000㎞。お仕事では使われておらず、クルマのいろいろな部分から、カーマニアの香りが漂っています。 オートクラブ でも、装備はハードボイルドだ。パワステもナビもパワーウィンドウもナシ! エアコンではなくクーラー付きなれど、壊れてて冷風出ず! さすがに修理したけど生ぬるいので、夏は窓全開+クーラーの涼風で夕涼み気分! リヤウィンドが左右に開くのがありがたい! これぞ風通しのいい日本家屋!  そしてその乗り味は、すべてが超絶ダイレクト! ちょっとした段差を超えるだけで大震災級の振動が来る! 路面のペイントの凹凸すら敏感に感じ取れて最高! 2速で発進し3速で時速40㎞まで引っ張り4速で60㎞まで加速するだけで絶叫マシーン! リヤリーフリジットサスはまるでトランポリン! 『チキチキマシン猛レース』の岩石オープンってこんな感じ?  人生いたるところに青山あり。カーマニアは軽トラに乗って、自動車業界100年に一度の大変革を乗り切ります。

【結論!】

 軽トラは軽貨物車。つまり4ナンバーなので、オリンピック・パラリンピック期間中の首都高1000円上乗せの対象外。ガラ空きの首都高を縦横無尽に走れる! だけどクーラーがあんまり効かないので、首都高を走るだけで海水浴気分!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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