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20代キャバ嬢が「もらって嬉しい」クリスマスプレゼント。人気は意外な実用品

美容家電はキャバ嬢に人気

 続いて、答えてくれたのは都内のキャバクラに勤務するレオナさん(仮名・20歳)。美容専門学校に通うレオナさんがコロナ禍にほしいものとは……。 「やっぱり、美容家電ですね。マスクをつけて実技授業を受けると髪の毛が乱れちゃうんですよ。その後、店に出勤となるとヘアセットをしないといけないので持ち運びできるヘアアイロンが欲しいです。  でも、家電をもらうのには怖い思い出も。1人暮らしを始めたときにお客さんが電子レンジを買ってくれたことがあったんです。送ってあげるから住所を教えてと言われて、何も考えずに住所を教えたらその後、ストーカー化しました。住んだばかりのマンションだったのにすぐ引っ越す羽目になりましたね……」  美容家電は実用的なので「貰って嬉しい」という声が多く聞かれた。コロナ禍でステイホームの時間が増え、自分磨きに時間を費やしたいという女性は多いようだ。

“映える”ものがほしい! シャンパンも!

 2021年は外出や旅行があまりできない1年だった。大阪のラウンジに勤務するナホさん(仮名・25歳)に貰って嬉しいプレゼントを聞いたところ、こんな回答が。 「今年は海外旅行も行けなくてインスタがとにかく地味だったので、インスタ映えするものが嬉しいかな。1番嬉しいのは、売上にもなるシャンパン。アルマンドとかエンジェルシャンパンのロゼ10本とか豪快に空けてくれたら最高。それか、大きい花束も映えるので嬉しいですね。逆に小っちゃい花束はいらんかな(笑)。  自撮りするときに映える店で着るドレスなんかもいいですね。でも、ドレスは絶対に自分で選びたいから一緒に買いに行くのが1番かな。もちろん同伴でお願いします!」  今は自粛が緩和されて旅行にも行きやすくなったが、企業役員や年配客が多いナホさんの店では不安を煽らせないよう不要不急の外出を思わせる写真はSNSに投稿しないようママに言われているという。  そんな、ナオさんに今までもらって嬉しくなかったプレゼントを聞いてみると「某人気テーマパークのお土産でもらったガラスの靴」との答えが返ってきた。なお、ガラスの靴と同じ形状のリキュールもあるが、ナホさんからは「そんなもんいらん! シャンパンのほうがいい!」とキャバ嬢らしい回答があった。
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キャバ嬢達がいらないプレゼントとは
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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