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ゴキブリは「1匹いると100匹いる」は本当。今からできるゴキブリ対策――2021年ベスト10

ゴキブリ対策は退治と予防

殺虫スプレー

殺虫スプレーは必ず常備しておきたい

 対策として、まずはゴキブリが生息しやすい場所に気をつけるべきだという。 「台所の戸棚を開けると配水管が通っていますよね。あそこはゴキブリの生息場所です。家電のすき間も生息場所です。レンジの裏、冷蔵庫の下など、温かいところには卵、幼虫、成虫が潜んでいます。  さらに、ゴキブリはペットや観葉植物を生育していると集まりやすいというから要注意だ。 「ゴキブリはペットがいると出やすいようです。じつは、ゴキブリはドッグフードやキャットフードというようなペットフードを好む傾向があります。放置しておくと寄ってくる可能性があります。  また、観葉植物を家の中で育てている場合、ゴキブリの卵がないか、プランターの裏やヘリなどを見てチェックしてください。土の中にいることもあります。あと、外に置いているプランターを部屋の中に入れた際、いっしょにゴキブリを持ち込んでしまう可能性もあります」  どうすればよいのか頭を悩ませてしまいそうだが、ゴキブリ対策は「退治」と「予防」の2つに分けられるという。 「退治するのであれば、殺虫スプレーが手軽です。ゴキブリの死骸を触りたくない時には、いらない棒に新聞紙を巻き付けて、その上からガムテープの粘着面が外側になるように貼ります。そしてその棒を使って、ゴキブリを獲って捨てます。これなら死骸に触らずに済みます」
ゴキブリキャッチャー

棒の先に粘着シートを巻き付けたゴキブリキャッチャー(和田さん作)

ドラッグストアで買えるベイト剤が効果的

 そして、生ごみの捨て方が重要なようだ。 「ゴキブリは臭いにすごく敏感。残飯や野菜のくずなどはビニール袋に入れて、冷蔵庫か冷凍庫に保管してください。冷蔵庫は密閉されているので、臭いが漏れない。それをゴミの日に捨てるだけなので、一人暮らしの男性でも簡単にできるゴキブリ対策になります」  さらに、ベイト剤(※)と呼ばれる駆除剤を置くことで、ゴキブリ対策になるという。 (※)「ブラックキャップ」「コンバット」「ホウ酸団子」などのこと 「ゴミに寄ってきても、ベイト剤を置いておけばそっちを食べてくれます。ベイト剤は、ドラッグストアで買えるもので大丈夫です。ベイト剤の置く場所ですが、個数は各所に1個くらい、設置時期はできれば5~6月の春先に置いて、1年ごとに取り換えてください。  台所なら、シンクや冷蔵庫の下、シンク下の収納の排水管あたりや、戸棚の中、ゴミ箱の付近、電子レンジの下など温かくなる家電のそばが狙い目です。同じく水回りだと、洗面所のシンク下の収納の排水管あたりや、洗濯機の排水口付近、トイレの床の隅、窓付近など。ゴキブリの侵入口である玄関は、ドア付近や下駄箱付近、寝室・居間なら、ベットの下やテレビ台の下あたりにベイト剤を置いてください」  室内のゴキブリ生息のポイントとなる部分にベイト剤を置くことで、確かなゴキブリ対策になるようだ。なお、ベイト剤は約1年で交換を、ホウ酸団子は約半年で交換することが大切なんだそう。
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration

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