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ゴキブリは「1匹いると100匹いる」は本当。今からできるゴキブリ対策――2021年ベスト10

業者に駆除を依頼する場合は?

 それでもゴキブリの出現が気になる場合、業者に駆除や対策を依頼するとしたらどのタイミングが良いのだろうか。 「新居にゴキブリを持ち込みたくないために、引っ越し後に駆除を検討される人もいますが、引っ越ししてすぐはおそらくいないです。なぜなら、食べ物がない状態なのでゴキブリも寄ってこないんです。引っ越し後にゴキブリが出た場合は、荷物や段ボールにくっ付いていたものが持ち込まれたか、荷物の搬入中に開けっ放したドアから入ってきた可能性が考えられます。  業者に駆除を頼むのなら、ゴキブリが出たタイミングで頼むのがベターです。予防を徹底的にしておきたいという場合は、遭遇する前に行うのがベスト。業者によって施工方法は違いますが、ゴキブリの侵入経路をふさぐようにベイト剤を置くのが一番効果があります。冬でもベイト剤を続けてください。  本当にゴキブリを見たくないなら、三カ月や半年に一回、定期的に業者に頼んでベイト剤の設置や点検をしてもらうと、ゴキブリを見なくなります。気になる費用ですが、集合住宅ならば1回あたりの施工で3万円弱くらいです」

コロナ禍でゴキブリ事情に変化

 2020年から続くコロナ禍。多くの人のライフスタイルに変化をもたらした。飲食店には休業や時短要請が出され、会社員にはリモートワークが推奨された。じつは、その影響がゴキブリにもあるという。 「チャバネゴキブリは、主に工場や飲食店に出ると言われていますが、休業要請のために飲食店が閉まっていると、一階にレストラン、二階が住居という作りの場合、水やエサを求めて、チャバネゴキブリは住居の方にも移動するんです。  和田さんによると、2020年よりも駆除剤の売り上げが上がってきているという。 「駆除剤の売り上げが上がってきているそうです。多分、リモートワークが定着して家にいる時間が増えたので、ゴキブリ対策をしているんでしょうね」
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「物を大事にする」親世代のために
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration

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