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サウナ×瞑想で究極のととのい。涅槃の果てまで飛ばされた「寺フェス×寺サウナ」体験ルポ

ロシアから上陸した最強のテントサウナ

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ロシア製のテントサウナ「テルマ」の内部。機密性が高く、ロウリュせずともかなりの熱さ。サウナストーンにアロマ水をかけると心地よい蒸気が室内に広がる。その場で購入を希望する来場者もいたほどパワフルだった

 いよいよお待ちかねのサウナタイムが訪れた。係の人に連れられて宗三寺を巡り、各場所の説明を受ける。そして早速水着に着替え、サウナ体験だ。  サウナエリアには真っ黒なテントサウナが4つ並んでいた。使用しているのは、昨年日本に上陸したばかりのロシア産テントサウナ「TERMA(テルマ)」なんだそう。  テントサウナは初体験だったが、結論から言えば想像していたより遥かに熱かった。 「今、テントサウナの中は100℃を超えています。お好きなタイミングでロウリュしてください」  とサウナに薪を供してくれる専属スタッフに促され、中に入ってみる。  滝のように汗が噴き出してくる。サウナストーンに水をかけると、ジュワっとなんとも小気味のいい音が。上からゆっくりと降りてくる蒸気に包まれ、さらなる発汗が促される。言いようもない心地よさだ。  テント内には香草を束ねた榊が置かれており、水をたっぷりと含ませて身体を叩く。添えてあるアロマ水もユーカリやシダーウッドアトラスなど、各テントで異なる香りを楽しめるとのこと。その爽やかな芳香は、サウナにいながらまるで森林浴をしているかのようだ。

10℃以下に冷えた水風呂にダイブ!

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じゅうぶんにサウナ室で温まってから、水風呂にダイブ。1月ということもあり、水温は余裕でシングル(10℃以下)。普通の施設では得られない寒暖差を味わった

 サウナと言えば、温冷交代浴。大切なのは水風呂だ。簡易プールに水道水を入れただけというが、これがまたキンキンに冷えている。  お墓参りで使う手桶で少しずつ冷水を体に馴染ませる。最高だ。肩までどっぷりと水風呂に浸かると、気分スッキリ、雑念消滅。脳内には快楽物質が溢れ出た。  水風呂からあがり、リクライニングチェアで休憩をとる。1月の寒空にもかかわらず、体はポカポカだった。  ふと横を見ると、シンギングボウルによるヒーリング体験が行われている。別途予約が必要とのことだが、寺フェスではテントサウナ内でヴィヒタ(白樺)を使った話題のトリートメント、ウィスキング体験もできるらしい。
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ウィスキングマイスターのネバーニャさんによる施術は即完売。シンキングボールの音色はそばで聞いてるだけでもトリップを誘った

 極寒の中での鉄湯舟、五右衛門風呂体験もおもしろい。温冷交代浴の合間にしっぽりと嗜むと、より穏やかな「ととのい」が得られた。
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サウナ&水風呂とともに設置された五右衛門風呂は大人気。薪を焚べる専属スタッフによって絶妙な湯加減が保たれていた

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「文殊菩薩による励まし」をいただく瞑想タイム
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