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内村航平のモラハラ報道「アスリート特有の上下思考」が加害に影響する可能性

加害的な親の愛は支配をベースに

 今回のモラハラ報道に対して、内村の実母・周子さんが『女性自身(ウェブ版)』に「あちら(妻)の両親が、都合のいいことお話ししたんじゃないかと思うんですよ。あることないことね」とコメントし反撃。文春の記事では、嫁姑の関係の悪さを指摘している。 「嫁姑問題の原因によっては、加害との関係は十分にあります。そもそも、加害者の親はほとんどの場合で加害的です。加害的な親の愛は支配をベースにしています。この支配は『心配』という言葉で偽装されることもありますが、その本質は『自分の思うように感じ、考え、行動してほしい』という欲望です。  そのような環境で生まれ育つと、愛することの意味が支配(あるいは上述した『甘え』)になります。このような機序で、先ほど申し上げたような形で加害者が生まれます」(前出・えいなか氏)  今回の報道について、内村側からはまだコメントが出ていない。前人未到の偉業を成し遂げたスター選手だけに、その去就に注目が集まるところだ。 えいなか氏 DV・モラハラなどを行う「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。ツイッター:えいなか 取材・文/日刊SPA!取材班
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