「『文句があるなら、出てってくれない？』と、一言。その後、再びだんまりになってしまったので、仕方なく実家に帰ることにしました」 　実家では、泣き暮らすだけの毎日。数日後、夫ではなく義母から『2人で話しましょう』と連絡がありました。 「義母からは、『あなたが夜の生活を怠（おこた）ったせいでこうなった』と、一方的に責められました。『将来は私の跡を継ぐんだから、そのくらいの甲斐性がないと』と、息子の浮気を正当化するばかりで、謝罪や慰めの言葉は一言もなかったです。 『気晴らしに、2人でしばらくハワイにでも行ってらっしゃい』って言われた時、『あ、私馬鹿にされてるんだな』とやっと気づいたのですが、もう怒る気力もありませんでした」 　離婚に向けて話し合おうとしても、夫は義母の言いなりの対応のみ。LINEの返信を義母が返してくることもあったそうです。 　現在、夫と別居して2年。 『息子をバツ1にしたくない』という義母の意向により、夫婦関係はまだ続いているそうです。松浦さんは、夫から振り込まれる生活費は全て貯金に回し、アルバイトで生計を立てています。 「義母の会社のマンションなので家賃もかからないし、バイト代のほとんどを趣味の旅行に使って、独り暮らしを満喫しています。離婚が成立したら、その後は一生独身でいたいですね。今回のことで、ますます男性が苦手になってしまったので（笑）」 　今、旦那さんのことをどう思っているのかを聞くと、「あの義母のペットって認識ですね」と、あっさり。 　夫の浮気のせいで男性不信は悪化したものの、結果として、1人で自由気ままな生活を手に入れた松浦さん。うらやましい……？ それとも……？ 【他の回を読む】⇒シリーズ「女の人生、悲喜こもごも」の一覧はこちらへ ＜TEXT／藍川じゅん＞ ※女子SPA！より