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<本当にあった悲惨なキャンプ>新品のポールがバキッ…テントが建てられなくて修羅場になった夫婦も

ダメだ!と叫び声が……

 高原とはいえ、まだ暑さの残る8月後半。遂に夫婦はギブアップした。 「ダメだ!って大きな声がして、バシャン!と音がしたんです。見ると、グッタリした夫婦が2人座り込んでました。周りの人も集まってきて、どうしたんだ?って」  夫婦はテントが建てれられなくて、へたり込んでいたというわけである。Aさんたち周囲の人は話し合い、「じゃあ、私たちで設営しますよ」となったのだが……。 「テントって自分の使っているものだとすんなり設営できるんですが、メーカーが違ったりすると、意外とわかんないんですよ。説明書読んでも、なかなかわからなくて、スマホでYoutubeを開いて動画見ながら5人がかりで設営しました。  後で話を聞いたんですが、この方はキャンプ初心者でアウトドアショップで言われるままにいろいろ買ってしまったんだとか。2ルームタイプなどの大型のテントは1人じゃまず無理だし、初心者にいきなりそういうのを勧めるのはどうなのかなって思いました」

ハプニングもキャンプの醍醐味に

 結局、Aさんやまわりの人で他のギアの使い方などを教えて、グループキャンプのようになったのだとか。 「設営を手伝ったことで意気投合して、子供たちも一緒に遊び始めたりしたんです。夜は料理を手伝ったメンバーが料理を持ち寄って、みんなでグループキャンプみたいになりました。こういうハプニングも含めてキャンプの醍醐味じゃないでしょうか」  雨降って地固まる。Aさんは今でもこの時のメンバーとLINEでやり取りして、その中の家族とは一緒にキャンプにも行ったという。
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新品が5分で&壮絶な修羅場
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