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<本当にあった悲惨なキャンプ>新品のポールがバキッ…テントが建てられなくて修羅場になった夫婦も

新品のテントが開封5分でバキッ!

 Aさんの話だけでなく、テントの設営にまつわる話をいろいろと集めてみると、こんな話が聞けた。愛知県・会社員Bさんは初めて買ったテントを5分で壊した苦い思い出を語ってくれた。 「キャンプデビューした5年前、説明書をザッと読んで『こんなん簡単じゃん』って思ったのが運の尽き。ポールの種類を間違えて差し込んでいたのに気づかず、力を入れたらバキッ!   途方に暮れていたら、隣の人から『応急処置用のリペアパイプがあるはずですよ』って教えてもらって事なきを得ました。あれ以来、アウトドアのギアは絶対に説明書を読んで、なんなら動画を見てから使うようにしてます」  まずは説明書を読むこと……これは、アウトドアのギアを使う上では鉄則である。

夫婦で大喧嘩。キャンプ場が修羅場に

 先述のAさんのケースと同様に、テントが設営できない初心者は珍しくはない。だが、それがきっかけで修羅場に発展したケースもある。埼玉県の自営業、Cさんはキャンプ場で出会った壮絶な修羅場について語ってくれた。 「隣に来た30代くらいの子連れの夫婦の話なんですが、旦那主導でテント設営に挑戦するも、一向にテントが建てられない……。暑い夏の午後、30分が経過して、奥さんがイライラしながら『だからさぁ、こうすんじゃないの?』とか、ちょっとキツい口調で言うようになったんです」  すると旦那もそれに釣られてヒートアップ。キャンプ場には決して似つかわしくない怒号が飛びかい始めたと言う。 「テメェ、うるせぇんだよ!とか、アンタの無計画にはウンザリ!とか、怒鳴り合って、その横で子供が泣いて……。もう、こっちがウンザリですよ。最後はキャンプ場のスタッフが間に入ったんですがそれでも収まらなくて……」  結局、キャンプ場スタッフは遂にレッドカードを提示。夫婦はションボリしながらそのまま帰ってしまったという。  わからなければ素直に説明書や動画を見ること。それでもダメなら、キャンプ場のスタッフや近くの人に助けを求めてみるのもいいだろう。何はともあれ、間違ったまま使うことは大事故の元になるのだから。 取材・文/日刊SPA!取材班
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