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正しいゴルフスイングに欠かせない”スピネーション”をマスター/三觜喜一

左手首を掌屈、右手首を背屈させて……

誰も知らなかったゴルフの真実 両ヒジを下に向け、腕は真っすぐ伸ばさずに軽く曲げたまま、胸の前でクラブを立てて持ってください(写真①)。この状態から、左手首を掌屈、右手首を背屈させるスピネーション動作を入れましょう(写真②)。するとシャフトが左に旋回してグリップのロゴは左を向きます。そのままヘッドを地面まで下ろすと、フェースが閉じて目標方向よりも左を向いているはず。ここからハンドファーストになるよう手元だけを左にスライドさせると、フェースは目標に対してスクエアになります。

「グリップエンド方向に引く動作」と「スピネーション」がゴルフスイングのキモ

 鏡に映したり、写真に撮影して、その形をチェックしてみましょう。どうですか? 普段よりサマになっていませんか? プロのインパクトは皆、この形になっているのです。切り返しからダウンスイングではクラブをグリップエンド方向に引き続け、インパクト直前ではスピネーション動作でフェースを閉じてスクエアに戻す。プロはこの「2つの動作の組み合わせ」でハンドファーストにインパクトし、ボールを真っすぐ遠くに飛ばしているんです。  先ほどと同じように、胸の前でクラブを立てて持った状態をつくります。グリップのすぐ左側に誰かの手や物で障壁をつくり、腕は左右に動かさずにスピネーションの動きだけで強く押す(写真③~④)。掌屈した左手の甲でをグッと押し込むイメージです。スイング中は、こうした“裏拳パンチ”のような感覚でスピネーションを行うことがとても大事なんです。  しつこいと思われようと、何度でも繰り返し言いますよ。手首や腕を交差させるフリップ動作では、フェースを閉じることはできません! スピネーションの重要性を理解し、上達の障壁をブッ壊しましょう!

【Lesson23 結論】

左手は掌屈、右手は背屈。シャフトを旋回させる感覚を身につける 構成/舟山俊之
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!
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