ライフ

ゴキブリ&エアコンのカビ臭対策「これをやられると業者の仕事が減る」

ゴキブリにとって居心地の悪い空間をつくる

スプレー

画像はイメージです。以下同

——とにかくゴキブリを寄せ付けないのが大事ということですか。 小野:そうですね。ゴキブリにとって、居心地の悪い空間をつくる。業者としてはオゾンを週1回くらいの頻度で噴霧するとかなり効果的なのですが、一般家庭で簡単にできる範囲ならば、ハッカ油を撒きつつ、クローブを四方八方に置く。それぐらいやれば、家でゴキブリを見かけることはほぼなくなるでしょう。ただ、寄ってこないようにしなければいたちごっこになるので、まずはゴキブリのえさになるようなものを徹底的に片づけることです。  いざゴキブリが出現した場合は、冷凍スプレーで凍らせて仕留めましょう。そもそも人目につくようなところに出てくるゴキブリはバカが多いです。普通のゴキブリは身を潜めているので。優秀なゴキブリを残さず仕留めるのは無理ゲーです。もう追い出すか入らせないしかありません。 【ゴキブリ対策まとめ】 ・強い香りが気にならない人はハッカ油を撒く、クローブ&ホットペッパーを四方八方に置く ・それでも出てきたゴキブリは冷凍スプレーで仕留める

清掃業者が教える「エアコンのカビ・臭い対策」

——小野さんは清掃業の会社も経営されていますが、エアコン掃除のコツはありますか? 以前、蓋とフィルターを外してエアコン洗浄スプレーを吹きかけたのですが、それでも臭いが取れなくて。 小野:エアコン内部の熱交換フィンに洗浄スプレーをかけて「臭いが取れない」と言っている方は非常に多いですね。じつは、フィンにスプレーをかけてもほこりの目詰まりが取れるだけなので、臭いの根本的解決にはなりません。 ——それでは臭いの原因は一体どこにあるのでしょうか? 小野:エアコンの吹き出し口に丸い筒のようなファンがあって、それが回ることによって風を送っているのですが、そこのファンがカビているのが臭いの原因です。  臭いが気になるのは夏が多いと思いますが、エアコンは冷房運転をする時、吸い込んだ空気をエアコン内部で急激に冷やすことで冷風が出ます。内部で結露して冷たい水がファンに溜まり、それを放置することでカビが生えてきます。フィンに溜まった水はドレーンから抜けるのですが、フィンに付いた水分はホコリを吸着して固まることが多いです。
次のページ
「これをやられると業者の仕事が減る」
1
2
3
’92年神奈川県鎌倉市出身。ライター業、イベント企画、映像編集で生計を立てています。レビュー、取材、インタビュー記事などを執筆。Twitter:@yamazaki_naoya

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ