インサイドアウト軌道の傾向が強いとわかったなら、①と④と球は省いてしまってOKです。そして、残した②と③に当てないことだけを考えて何度も真ん中の⑤を打つのみ。普段とは真逆のアウトサイドイン気味に振る感覚を体感しながら、スイングを調整していきましょう。 　また、「球を極端に左に置いて打つ」というインサイドアウト軌道の改善方法もあります。極端に左（飛球方向側）に置いた球はインサイドから打ちたくても打てないので、自然と軌道が修正されるのです。練習で試してみるのはもちろん、ラウンド中にフックばかりが出てしまうときの応急処置としても使えるので覚えておいて損はありません。次回はアウトサイドイン傾向が強い人向けのドリルも紹介します！ インサイドアウト傾向が強いなら球を左足寄りに置いて打つ練習が効果的 構成／舟山俊之みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超