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岸明日香が10周年で初挑戦「“結果、お尻がいいよね”の人にも刺さるもの」

かつては悔し涙を流していた日々も

――改めて、10周年、30歳に思うことはありますか? 岸:10年ということに関しては、本当にあっという間というか、「もう10年経ったんだ」と。怒濤でしたね。26歳くらいまでは仕事人間であまり遊んだ思い出もないので、今となってはもう少し遊ぶことがあってもよかったなと思ったり。あの頃は毎日悔しくて泣いてたなとか、苦い思い出もありつつ、それがあったからこそ、今こうして楽しくお仕事ができているんだろうなとも思えるので、結果、いい10年だったと思います。 ――悔しかったというのは? 岸:たとえばグラビアの仕事だったら、自分はこういう見せ方をしたいという思いがあっても、表現が追い付かなくて、思い通りに見せられなかったりして、悔しいなあと。ほかのお仕事でも上手くいかなかったり、そのたびに悔しくて泣いていました。 ――誰かと比較してではなく、自分の求めているものがあるからこそのジレンマからの悔しさだった。 岸:そうですね。お芝居やバラエティのお仕事でもそうしたジレンマは常にありましたが、当時、グラビアでは特に強かったと思います。

フリーランスでの活動も経験して

――冒頭に少し触れられていた通り、20代の終わりにフリーで活動されていた時期がありました。それは糧になっていますか? 岸:やってみて良かったと思います。後悔はないです。普段、マネージャーさんたちがどんなことをされているのかも分かって、さらにありがたみを感じますし、ひとつひとつのお仕事と、より大切に向き合っていこうという気持ちが大きくなったと思います。フリーのときも、基本、天真爛漫に楽しくはやっていたんですけどね。人と話すことも好きですし。でもほんと、見え方が変わった気はします。
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大事なのは、必要以上の自信を持つこと
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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