更新日:2022年03月20日 13:38
エンタメ

市川海老蔵が怒る“誹謗中傷”とは何なのか。歌舞伎ファンの間で広がる波紋

批評や指摘に耳を傾けてほしい

ほかにも、現在の海老蔵を見ても他の同年齢の歌舞伎役者と比べて、段々うまくなっていく様子を見る楽しさが得られないと言った人に対して「人それぞれ価値観は異なるその主観から好き嫌いはあるのは良い。しかしその主観から生じる思いを他の人にネガティブに向けてはならない。」(原文ママ)と返している。 歌舞伎役者という立場である以上、新聞などでの劇評から逃れることはできないはずだが、それも誹謗中傷だと言って今後は避けていくのだろうか。SNSに感想を書くことすらできないのか?という疑問さえファンの間には漂っている。 自分の意にそぐわないことをすべてシャットアウトするのではなく、批評や指摘に耳を傾けてほしい。歌舞伎を愛する者として、切にそう願う。なぜならば、素晴らしい13代目團十郎の姿が見たいからだ。 團十郎と言えばこの人だと、歌舞伎の“顔”だ、日本が誇る伝統芸能の“顔”だと私たちに言わせてほしい。これは誹謗中傷ではなく、心からのお願いである。 文/ナナホシ
高校時代からミュージカル、大学時代から歌舞伎にハマった20代。本と歌舞伎と和菓子が大好き。生業はコンサルと家庭教師、たまにライター。
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