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高松宮記念とドバイワールドカップ開催! 中京とメイダン競馬場を徹底解説

高松宮記念での注目馬

 今年の出走馬で注目なのは阪神JFの勝ち馬で昨年も2着に好走したレシステンシア、朝日杯FSの勝ち馬でNHKマイルカップも3着の実績を持つグレナディアガーズ、同じく朝日杯FSの勝ち馬で皐月賞や日本ダービーでも2着のサリオスが筆頭と言えそうです。

ドバイの奇麗な路盤なら日本馬は世界最高レベル

 今や世界各国で日本馬が席巻しており、つい先日行われたサウジカップデーではオーソリティ、ソングライン、ステイフーリッシュの3頭の日本馬が芝のレースで勝利をあげています。また、昨年アメリカで行われたブリーダーズカップではラヴズオンリーユーが勝利。同馬は香港カップも制するなど活躍しました。  これら日本馬が活躍した海外レースで共通しているのは、いわゆるヨーロッパ特有の芝の深い競馬場ではなく、人工的に作られた路盤の奇麗な競馬場であるということです。キレイな馬場でスピード勝負をすれば今の日本馬に勝てる馬はそう多くはいないと考えています。  そして、ドバイワールドカップデーが開催されるメイダン競馬場も奇麗な馬場でスピードが必要な競馬場。直線も450mと長くコーナー半径も緩やかな東京競馬場に近いコース形態をしているので、芝レースでは多くの日本馬が活躍してくれるはずです。  なかでも注目なのはドバイターフのシュネルマイスターと、ドバイシーマクラシックのシャフリヤールです。昨年のNHKマイルカップや安田記念など東京競馬場で強い競馬を見せたシュネルマイスターは直線が長く決め手が必要なメイダン競馬場はかなり高い適性を有していると思います。また、シャフリヤールも日本ダービーでエフフォーリアを退けた2400mという事を考えればこちらも適性はかなり高いとみます。  特にドバイシーマクラシックはシャフリヤールだけでなくオーソリティ、ステラヴェローチェ、グローリーヴェイズ、ユーバーレーベンと東京競馬場の2400mで強い競馬をしてきた馬が複数出走しているので、日本馬による上位独占も十分あると考えています。 文/安井涼太
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)

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