カーライフ

軽自動車からポルシェまで「気持ちいい現行MT車」ベスト5 ダメ人間も救われる

911シリーズにMT車が復活

オートクラブ

911GTS(7MT)

 そんななか、ポルシェジャパンもポルシェファンから噴出しまくる不満に応えるべく、911シリーズにMT車を復活させました! 世界のスポーツカーのリーダーであるポルシェが動けば、山が動きます! 現在のポルシェ911は、最安でも1429万円するので買えるはずもありませんが、クルマオタクとしては祝着至極であります!  先般、復活したポルシェ911の7速MT車(911カレラGTS:1868万円+オプション数百万円)に試乗する機会を得ましたが、感動のあまり嗚咽が漏れました。3Lツインターボの水平対向6気筒エンジンは480馬力を発生し、それで後輪を駆動する、極めて古典的なスポーツカーであります。

トンでもない快感の塊

 クルマ全体から得られるすべてがトンでもない快感の塊でしたが、そのなかでもMTのシフトフィールは極上! 昔の自動車評論家がポルシェのシフトフィールを形容した名言中の名言、「熱したナイフで冷えたバターを切るような」というインプレッションを、今もなお引用したくなることに、泣かずにはいられませんでした。  この甘美なMTを操作し、物理的に「完全バランス」と評される水平対向6気筒エンジンを思うがままにブチ回すのは、クルマオタク無上の喜びでありました。  単純な加速力や車体の重量バランスの良さなど、EVにもクルマオタク萌えする部分はありますが、ガソリンを爆発させて得られるパワーや音、それを操るMTの快感を超えることは、決してありません!
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ホンダもMTを投入
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