エンタメ

「最低3回は見てほしい」上原亜衣が浅草ロック座復帰に懸ける想いとは

「おはよう100日チャレンジ」でNFT界隈を席捲

――上原さんは現在、いろいろな活動をされていて、日中も多忙だと聞きます。 上原:そうですね。美容が好きだからメンズ美容サロンの経営をしたり、秋葉原でコンセプトカフェのプロデュースをしたりしています。コンカフェでは実際にお店にも立っていて、大学生や20代前半の人はもちろん、私が現役のときからのファンの人が「当時はお世話になりました」って、たくさん来てくれます。  直接的な交流だけでなく、オンラインでもファンの皆さんとの関係を大切にしたいと思っていて、SNSも毎日やっています。「おはよう100日チャレンジ」と題して毎日1点、写真をNFTにして出品するのも一日も欠かさずやっています。1点2万円くらい(0.05ETH)するので、最初は売れるどうか不安だったけど、ここまで70日以上連続で完売できていて、ビックリ。NFTは海外のファンの方が買ってくださることも多くて、いろんな言語でリプが飛んでくるようになりました(笑)。 ーーむちゃくちゃ忙しいのに、さらにストリップ出演で自分を追い込んでいく。 上原:そうなんですよ。子供の頃から水泳をやっていたので忍耐力は人一倍あるのかも。あとは忙しいとか辛いなって思うことはもちろんあるんですが、何かに挑戦して打ち込むのが好きなんでしょうね。  ただ……今回の挑戦は今までで一番過酷かも。20日間やりきった後は死んだように眠りたいです(笑)。

「本当にまた出ていいのか?」という葛藤もあった

――最後に、改めてストリップ出演への意気込みをお願いします。 上原:6年前、あんなにも華々しく引退させていただいたので、「また復帰するの? あの時の悲しい気持ちを返せ!」と思う人もいるかもしれません。みんながみんな本当に私のことを待っていてくれているのか。そう考えると、とても不安です。  だけど、引退の時の私の舞台を年齢制限のせいで見れなかったという人もいるはずだし、「見てみたかった」と言ってくれる新しいファンの人もいる。そういう人に、ぜひ見てほしいです。嬉しかったり、楽しかったり、悲しかったり。ファンの皆さんもいろいろな感情を抱いていると思います。だからこそ、皆さんに戻ってきてくれてありがとうって思ってもらえるような、感動的なステージにしたい。一生懸命やるので、応援してもらえたらうれしいです。  ちなみに、同じ舞台でも20日の間で受け取る印象はどんどん変わっていくと思います。初日なんてもうガチガチで動きも固いでしょうし、中盤は慣れてきてみんなの顔が少しずつ見えるように私もなってくる。そして終盤、終わりが近づくといろんな感情が込み上げてくるはず。だから1回と言わず、2回、3回と、観にきてほしい。同じ空間をファンの方々と共有したいですね。   *  *  *  開演の幕は間もなく上がる。レジェンドによるリバイバル公演を、ぜひ目に焼き付けにいってほしい。 取材・文/桜井カズキ 撮影/長谷川智紀
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ