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AKB48新チームBキャプテン浅井七海は「お母さんみたい」

 4月29日、東京・秋葉原にあるAKB48劇場でAKB48 浅井チームBが「アイドルの夜明け」公演の初日を迎え、公演前にゲネプロと囲み取材が行われた。  AKB48は2021年12月に4年ぶりにチームの組閣が発表され、その実施とともに各チームの劇場公演は新たなセットリストに。4月19日の倉野尾チーム4、25日の田口チームKに次ぐ3チーム目の新公演お披露目となった浅井チームBの初日の舞台には、浅井七海、石綿星南、稲垣香織、大盛真歩、坂口渚沙、佐藤美波、徳永羚海、左伴彩佳が出演した。

さまざまな表情で魅せる浅井チームBの「アイドルの夜明け」公演

 公演はマーチング調のイントロから始まる「アイドルの夜明け」で幕を開けると、テンション高く観客を盛り上げる「みなさんもご一緒に」、切なさを爽やかに歌った「春一番が吹く頃」、特攻服の衣装が特徴の「拳の正義」と続く。  また、ユニットパートでは、稲垣・坂口・徳永が「残念少女」、石綿・大盛・左伴が「口移しのチョコレート」、浅井・佐藤・徳永が「片思いの対角線」を披露。「天国野郎」では石綿・稲垣・大盛・左伴が賑やかにステージ上をところせましと駆け回り、「愛しきナターシャ」では浅井・坂口・佐藤がクールなパフォーマンスを魅せた。  そして、本編ラストは「タンポポの決心」を凛と歌い上げ、アンコールの「B Stars」「横須賀カーブ」では勢いのあるパフォーマンスを見せて再び客席を盛り上げていった浅井チームBの初日メンバーたち。最後は「アリガトウ」を歌い上げ、しっとりとした雰囲気で公演を締めくくった。

“カワイイ”だけじゃないチームBに

 囲み取材では、浅井のキャプテンぶりについての質問が上がると、「めちゃめちゃリーダー適性がある」(坂口)、「アイドルとして大切なものを教えてくださる、すごく頼れるキャプテン」(大盛)と、浅井のキャプテンシーを絶賛。  すると、浅井は「本当にみんなが一生懸命、私がこういうふうに持っていきたいとか思ったことをちゃんと聞いてくれるのがすごくうれしい」と言いながらも、「準備は早いに越したことはないと思うので、今日も結構ギリギリだった」と明かし、その様子にメンバーからは「お母さんみたいだよね(笑)」という声が上がった。  そんな浅井の影響もあってか、岩立チームBから引き続きチームBでの活動となる大盛は岩立チームBとの違いを尋ねられると、「一番はやっぱり何事もスピード感。岩立チームBはずっとほのぼのとした日常というか、みんなそんな空気に包まれているような感じだったんですけど、浅井チームBは結構みんなシャキシャキしてるというか、背筋がピンとするようなところがあって、そういうところが全然違うなって思います」と回答。  また、浅井は新公演のセットリストに「アイドルの夜明け」を選んだ理由を聞かれると、「劇場公演のために作られたセットリストをやりたいなという思いがあって、チームBのオリジナル公演は最近もやっていたものが多いんですけど、その中で『アイドルの夜明け』は峯岸チーム4さん以来だったのと、メンバーを見たときに『アイドルの夜明け』がすごく似合いそうなメンバーだなと思って。ユニットもこの子にこれやってほしいなというのがすぐ思いついたので、浅井チームBは『アイドルの夜明け』しかないんじゃないかと思って、迷うことなく決めました」と説明。  そして、キャプテンとしてチームBの目指す姿について、「セットリストにヤンキーっぽいところ(『拳の正義』)があったり、『天国野郎』みたいにおちゃらけた曲があったりするから、“カワイイ”を前面に押し出して『チームBが一番カワイイね』って言ってもらいたいんですけど、カワイイだけじゃないんだぞっていうところも、幅広い表現力をもって見せていけるようなチームにしていきたいなと思います」と意気込みを語った。 取材・文・撮影/須田紫苑
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