エンタメ

元アイドルが野外で「携帯トイレ」を試しちゃう、破天荒すぎるYouTuberになるまで

バレンタインイベントで「私には向いていない」と気づいた

わさび

芸人時代のわさびさん

 その流れでアイドルグループに加入し、デビューしたわさびさん。だが、アイドル活動は思ったよりも過酷だったと当時を振り返る。 「今みたいにたくさんのアイドルグループは存在していなかったし、ぜんぜん盛り上がっていなかった。地下アイドルというものが出始めたぐらいの時期。上手く売れていくビジネスモデルがなくて『これを続けたところで、いつか本当に私の好きな仕事ができるの?』って」  疑心暗鬼のままでアイドルグループを続けていたが、ある年のバレンタインイベントで「本気でアイドルをやっていない人は辞めたほうがいい」と痛感したという。 「私以外のメンバーは全員お客さん向けにチョコを用意していたんです。もちろん、お互いに相談して打ち合わせたわけではなく。自発的にファンを増やそうって。それは悪いことじゃなく、むしろアイドルとしては当然だと思う。  ただ、私には向いてないと気づいて。パフォーマンスを頑張るだけじゃダメで、今後ファンになってくれるかもしれない人に種まきをする。そんなメンバーたちの姿を目の当たりにして、そこまではできないな、そもそも自分はアイドルをやっちゃいけない人なんだな、と思ってしまいました」  バレンタインイベントが決定打となり、アイドル活動について考え直した結果、彼女は脱退することを自ら選んだ。 「結局、アイドルとしてラジオにも出れたけど、台本ありきだったので。もちろん、他の仕事も決められた台本どおりにやらなければいけない。当然と言えば当然なのですが、少しでも毒を吐くことは許されない。自己プロデュースは不要で、何事もプロデューサー次第。喋る仕事がしたかった私としては、このままでは意味を感じられなかったんです」

先行きが見えないなかで役者の道に

 アイドルグループを脱退したものの、その先のことは全く考えていなかったというわさびさん。だが、「この世界に片足を突っ込んでしまった以上は結果を残したい」と思っていた。その後は試行錯誤の日々。 「アイドルがダメなら役者かなぁ? と安易に考えて舞台に出てみたりもしたんですが、お客さんは呼べるけど、演技が下手で(笑)。目立ちたがりなので主役はできるけど脇役ができない。役者としてやっていくには致命的でした」  悶々とするなかで、とある自主制作映画の出演オファーがくる。2月の極寒の岩手県、それも山奥での撮影だった。そこで、お笑いコンビ「バーゲンセール」で相方となる上原正子さんと知り合った。 「2泊3日の撮影だったのですが、相方は山の中に埋められている死体の役で、本当に大変なはずだったんです。彼女の頑張ってる姿に感動し、寝食をともにするなかで『この子と一緒に何かできないかな?』と急に思い立ちました」
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“ちょっぴり可愛いお笑いコンビ”を結成
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