元アイドルが野外で「携帯トイレ」を試しちゃう、破天荒すぎるYouTuberになるまで
100円ショップをはじめ、巷で売られている「携帯トイレ」を実際に野外で使用し、レビューする動画が話題の“元アイドル”がいる。YouTubeチャンネル『TABIBANANA〜ハーレー2台と古民家暮らし〜』を夫婦で運営するわさびさん(34歳)。
たとえば、「【立ちション器具】感染対策に!女性でも立ちションができるアイテムGo Girlを試す」が約96万回再生、「【お〇っこ失敗】セリア100円男女別型携帯トイレ」は約88万回再生を記録。
わさびさんは大学卒業後、アイドルグループに参加。その後は大手事務所に所属しながらお笑いコンビ「バーゲンセール」のボケ担当。フリーランスとなった現在は、YouTuberとして活動するなど、異色の経歴の持ち主である。
女性が携帯トイレの使用感をリアルに伝える記事や動画は今までになかったので「ためになる」内容と言えなくもないが、元アイドルが、一体なぜこんなことに(笑)。今回は、その道のりに迫った。(記事は全2回の1回目)
わさびさんは「もともとアイドルになるつもりはなかったんです」と苦笑いする。どういうことなのか?
「大学を卒業して、就職活動もせずフラフラしていました。若かったし、“なんとかなるっしょ!”と人生ナメてました。ラジオ番組に出たいとかイベントでMCがしたいとか、漠然と“喋る仕事がしたい”とは考えてましたけど。だからと言って、何か具体的に行動を起こしていたわけでもないんですが」
そんなとき、友人から某大手事務所のオーディションをいっしょに受けないか、と誘われる。
「付き添いで行ったんですが、友人は落ちて、私が審査員特別賞をもらったんです。気まずいですよね(笑)。でも、よくよく調べたら受賞しても所属できるわけではなくて。養成所のお金が半年無料になるっていうだけでした」
とはいえ、審査員から「タレントの適正がある」と絶賛され、わさびさんは養成所に入所することを決断した。
「流されやすいんですよね。タレントになって売れたら自分の好きな仕事ができるよ、と言われて。それで養成所で知り合ったプロデューサーから『ラジオのMCをさせてあげる』と誘われて飛びついたら、彼のプロデュースしているアイドルグループに入れば、そのグループが冠を持っているラジオに出れるという話だったんです」
野外トイレ動画がバズりまくる元アイドル
「アイドルになるつもりはなかった」
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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