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玉木宏が語る「自分と向き合う時間の大切さ」

「ツリーハウスを自分の手でつくりたい」

――格闘技をはじめ、多趣味で器用なイメージがあります。  格闘技もそうですが、基本的に興味があることには触れて、多趣味でありたいと思っています。晴れた日はこれをしよう、雨の日はこれをしよう、海の近くだったら、山が近かったらいうように、オールジャンルで時間を有効に使える人間でありたいと思います。  もちろん、なんとなく極めているつもりのものもありますが、外に出れば出るほど、人との出会いや新しいことに出会ったりしますし、当然、新しいモノもふえてきている世の中なので、その経験をどう生かすか、ですね。  ここ最近ずっと、ツリーハウスを自分の手でつくりたいと言っているんです(笑)。都会の生活も刺激的で好きな部分もあるんですけど、ずっとどこかで田舎暮らしをしたいという夢があって。大きな木にコツコツとDIYで、基地みたいな遊び場をつくりたいと思っているんです。  今はキャンプブームでもあるので、そういう欲をよりかき立てられる記事をよく目にします(笑)。ひと通りの工具は家に全部揃っています。今は飼っていないですが、犬小屋も場所があればつくりたいですね。

年齢を重ねても自分の幅をもっともっと広げていきたい

――まさに完璧な感じがしますが、ウィークポイントや苦手なものはありますか?  語学ですね。海外が好きで旅をすることも好きなんですけど、もっと英語ができていれば旅先でもっとコミュニケーションが取れていたのに、と思うことが多くて。これはもうずっと言っているんですが、今のうちにやっておけばいいのに、なかなかできない(笑)。20年近く言い続けているので、いい加減やれよ、と思いますけど、スイッチは半分入れた状態のままです(笑)。 ――最後に40代として理想の働き方を聞かせてください。  俳優としては、直近は別として、次にどんな仕事をオファーいただけるのかそのときにならないとわからないものなので。ただ、アクションに関しては、役が来たからといってすぐには体得できないので、継続して体づくりはしていきたいです。  そういう意味では、いつ、何が飛び込んできてもいいように、フレキシブルに動ける人間でありたいと思います。役の幅も限定したくないし、今回の作品のような役も、今までのパブリックイメージには無かったものなので、違う役をオファーいただけるのはすごくありがたいです。  時間の余裕をつくっていろいろなモノや価値観に触れ、そうやって引き出しの中身をどんどん増やして「いつか」のために準備のできる、できている状態にしておきたいです。 ――玉木さんほどのキャリアと実績でも、まだまだ目指す道があると。  年齢を重ねても、自分の幅をもっともっと広げていきたいです。歳をとると頭が固くなると言われていますが、そこに反比例して攻めていかないと、と思っています。 【玉木宏】 ′80年、愛知県生まれ。主な代表作に『こころ』『のだめカンタービレ』『あさが来た』『竜の道 二つの顔の復讐者』など。最新作『極主夫道 ザ・シネマ』は6月3日から全国ロードショー。出演はほかに川口春奈、志尊淳、松本まりか、滝藤賢一、吉田鋼太郎、稲森いずみ、竹中直人ら 取材・文/中村裕一 撮影/桑島智輝 ヘアメイク/渡部幸也(riLLA) スタイリング/上野健太郎 ※週刊SPA!5月31日発売号より
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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週刊SPA!6/7号(5/31発売)

表紙の人/ 玉木 宏

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