恋愛・結婚

束縛彼氏は既婚者だった。“不倫”発覚後、修羅場の夜「最後の思い出がほしい」

嫉妬がエスカレート! 店を出ると彼氏が仁王立ち

都心の夜の街の居酒屋「私がいつものように会社の同僚たちと飲んでいたら、『美智さん、帰るよ!』と急に声を掛けられたんです。明らかにイライラしているショウ君が仁王立ちしていました。唖然としてる私の手を引っ張って、有無を言わさずに連れ帰って……。居酒屋の名前も場所も教えてなかったんですが、一緒に飲んでいるメンバーと写真を撮って送っていたので、その背景に写っているお店の内観から、私の会社の近辺だとアタリをつけてお店を特定したみたいです。  ショウ君いわく、『飲み会にいつもいる男が美智さんのことを狙ってるから危ない』っていう理由だったみたい。でもその男というのは、50代でもう枯れてる気のいいおっちゃん上司で、絶対にお互い恋愛関係になんてならないような相手だったんですけどね(苦笑)」

束縛彼氏は妻子持ちの既婚者だった…人生最悪の夜へ

 飲み会の場にショウ君が突然現れるという事態がその後も2回あり、辟易としていた鈴木さん。しかし、それも恋愛経験が少ない彼の愛情の深さゆえだと思っていたそうですが、急転直下でその恋は終わりを迎えたんだとか。 「とある日曜日、会社の同僚の女友達から隠し撮り写真が送られてきたんです。そこには動物園でベビーカーを押すショウ君の姿が……。女友達は飲み会に乱入してきたショウ君のインパクトが強烈すぎて、顔をバッチリ覚えていたそうです。写真にはベビーカーに乗る1歳ぐらいの赤ちゃんと、横に若くてきれいな女性が写っていました。ショウ君、妻子持ちだったんです」  鈴木さんはショックだったがそれ以上に、妻子持ちのクセに嫉妬心に狂って束縛してきていた彼にドン引き。 「もう顔も見たくなかったので、LINEで既婚者であることを知ってしまったことを伝えて、別れを告げました。ただショウ君は『会って話したい』と言ってきたので会うことにしたんですが、最後までひどかった。じっくり話したいということでシティホテルの部屋に呼び出されたんですが、彼の開口一番の言葉は女友達への逆切れ。『隠し撮りなんて犯罪だ! ふざけんな!』と激怒していました。その後、急に泣き始めたと思ったら『大好きだなんだ、別れたくない』とすがってきたんです」
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男は「最後の思い出がほしい」
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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