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峰なゆか「私が金髪にするのは『わが子ちゃん』を守るため」育児漫画に込めた思い

男はどう育児と向き合うべきか?

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「『こんなにツラいんだから、この経験を漫画に描いてお金にしないと元が取れない!』と思って、メモを取りまくっていました」(峰)

 ベストセラー『アラサーちゃん』の峰なゆかによる最新作は、自身の出産、育児を描いたコミック『わが子ちゃん』。連載当初から「『母性☆』とか『イクメン☆』とか『パパは新入社員☆』とかいった妄言をぶち殺すつもりで描いていきます」という宣言どおり、これまでの妊娠・出産・育児にまつわる常識や幻想を一刀両断する一冊となっている。  日本では、各企業が男性育休制度に本腰を入れているものの、取得率はまだ1割を超えたばかりで、育休を取得した男性のうち、3割近くは育休期間が5日未満に留まっている(厚生労働省の令和2年度雇用均等基本調査1より)。男性側の意識変革も待ったなしの今、男性はどのように育児に向き合っていくべきか。作者の峰なゆかさんに聞いた。 ――峰さんはコロナ禍の2020年4月に出産と結婚をSNSで発表されました。当時から育児漫画を描く構想はあったのでしょうか。 峰なゆか(以下、峰):私は、特につわりと臨月がツラかったんですが、そのときから「こんなにツラいんだから、この経験を漫画に描いてお金にしないと元が取れない!」と思って、メモを取りまくっていました。  うちの場合は、パートナーである「チャラヒゲ」がメインで育児をしているので、いままでの出産・育児をテーマにしたコミックとはまた違う切り口で描けるのではないかという気持ちもありました。

夫をムカつく存在に描きたくない!

――もともと育児漫画はよく読まれていましたか? 峰:はい。昔からよく読んでいたんですけど、そこに描かれている男性の姿に、しょっちゅうムカついていたんですよ。妊娠期間は完全に他人事で、出産のしくみについて勉強しようともしないし、生まれた後は2週間育休を取ったくらいですぐ「イクメン」をアピールするし……。対して女性側も、あくまでも夫には「手伝ってもらう」姿勢だし。「私は、育児全般を担っているチャラヒゲをムカつく存在に描きたくない!」、そんな思いもベースにあります。 ――今はどんな役割分担で日々、家事や育児をされているんですか? 峰:チャラヒゲが子どもに朝ごはんを食べさせて、8時半には保育園に送り出してから出社しています。  私は、その間、近くのカフェで仕事をしたり、家に戻って家事をしたり。夕方に保育園にお迎えに行って、ご飯を食べさせるのは、私の役割です。そうこうしているうちにチャラヒゲが帰宅して、彼が子どもをお風呂に入れて、寝かしつけをする。だいたいそんな感じで1日があっと言う間に過ぎて、21時には寝てしまいます(笑)。  ただ、コロナ禍で保育園が休校になってしまったときは、本当に大変でした。幼い子どもはマスクもしていないので、一度陽性者が出たらすぐに濃厚接触者になるし、そうなるとベビーシッターさんも頼めない。休園になった一週間、毎日毎日アンパンマンをエンドレスで観続けて、死にそうになったことも……。
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妊娠初期の流産確率はロシアンルーレット並み
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わが子ちゃん

峰なゆかの革命的育児漫画

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