「別に有名になりたくない」アイドルの月15万円稼げる“割の良いバイト”
ジュニアアイドル、ライブアイドル、グラビアアイドル……。「アイドル」と一口にいっても、無数のジャンルに枝分かれしている。どのジャンルのアイドルであれ、芸能人として活動する以上、彼女たちの根本にあるのは、“売れたい”や“有名になりたい”というマインドではないだろうか。
「今は“会員制ファンサービスサイト”での活動と、月に2〜3回の撮影会がメイン。良いときは月15万円ほどの副収入があります」
サイトでは、誰でも簡単にファンクラブを開設できるとのことだ。
「会員になるのは無料。ユーザーは無料で見れる写真や動画もありますが、それはSNSと変わらない程度。有料会員が見れるものには何段階かあって、普通の水着から少しキワどいものまで、値段も内容も自分で決めて投稿できます」
約2年前、コロナ禍で失業中の紗夜さんは、自宅でできる仕事を探していたところ、友人から紹介されたと話す。
「ライブ配信もやってみたんですが全然向いてなかった(苦笑)。そんなときに出会ったんです。一般的に言う“グラドル”の活動とは違うかもしれませんけど。友人がやっていて『意外と儲かるよ』と教えてもらって、見様見真似ではじめました。水着や下着、あとは全裸に見えるような感じとか。自撮り棒や配信用に買ったライトとかを駆使したら、1人でも全然問題なく撮影できました」
だが、近年はそうでもなくなりつつある。一般企業の事務員として働きつつ週末だけグラドルの活動をしている紗夜さん(23歳・仮名)は「私は別に売れたくもなければ有名になりたくもないです」と話す。にもかかわらず、わざわざ表に出るグラドルの活動をする彼女のような人たちのマインド(目的)とは、一体なんなんだろうか。
紗夜さんは「完全にお金です」と言い切る。
「別に有名になりたくない」アイドルの事情
コロナ禍の失業中に友人から「意外と儲かるよ」
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ