雑学

月面基地から脱出せよ! 「リアル脱出ゲーム」に若者はなぜハマるのか?

20~30代を中心に大ブームとなっている「リアル脱出ゲーム」をご存知だろうか。 東京・新宿にある某マンションの一室に閉じ込められた10人。部屋のなかに隠されたさまざまなアイテムや謎、暗号、パズルを解き明かし、部屋にどこかにある最後の鍵を見つけ脱出しなければならないという「参加型謎解きイベント」だ。制限時間は1時間。

宇宙兄弟 密室のマンション以外にも、「あるドームから」「あるスタジアムから」「ある幽霊船から」の脱出ゲームのほか、「よみうりランド園長誘拐事件」などのリアル捜査ゲームなど、多彩な企画で若者たちを虜にしてきた。そんな社会現象にもなっている「リアル脱出ゲーム」が『宇宙兄弟』(モーニングで連載中)とコラボし、「宇宙兄弟×リアル脱出ゲーム 月面基地からの脱出」が開催される。

 4月13日から全国6都市で開催されるのに先駆け、3月、ZeppTokyoにて約250人を集めリハーサル公演が行なわれた。

 そこは月面基地。原因不明の事故により、基地は深刻なダメージを受け、月面基地内に警報が鳴り響く。酸素残量は残り1時間。会場内に隠された謎や暗号を解いて、この月面基地から脱出し、無事生還しなければならない。

 ちなみに私自身も挑戦したが、最後の最後の鍵の謎が解けなくて、残念ながら脱出失敗に……。しかし、仲間との共同作業による充実感や、謎を解いていく高揚感はほかでは味わえないものだった。

◆「リアル脱出ゲーム」に若者はなぜハマるのか?

 若い世代を中心に、なぜ「リアル脱出ゲーム」にハマる人が続出しているのか?プロデュースするSCRAP代表の加藤隆生氏に聞いた。

宇宙兄弟

謎や暗号を解いて、脱出の鍵を探し出せ!

「理由は二つあると思います。一つは『物語の中に入ったような体験』ができるから。その物語体験は『わかりやすい達成に至る物語』です。閉じ込められて、そこから脱出すれば達成に至るという端的な面白さがここにはあります。ここまで単純化された達成は、日常ではあまり体験できません」

 もう一つの理由として、加藤氏は“部活的”であることを挙げる。「大人になってから『仲間と力を合わせて何かを達成する』という体験はあまりできません。ビジネスの現場で似たような体験をしている人はいるかもしれませんが、仲間と協力して何かを達成し熱狂に至るというのはかなり稀な体験です。しかし、学生の頃の部活動ではそのようなことが体験できました。大会に向けて仲間と努力し、試合に臨み、勝てば喜び、負ければ悔しがりました。そのような体験が極端に短時間で濃縮された時間に詰め込まれているのが、脱出ゲームだと思います」

 刻一刻と制限時間が迫ってくるスリル。謎解きのエンターテイメント性。仲間と協力して脱出する達成感――この春、日常と物語が融合した“リアル”がアツくなる。 <取材・文/横山 薫>

◆日時
【札幌】 2012年4月13日(金)~15日(日)
【仙台】 2012年4月20日(金)~22日(日)
【福岡】 2012年4月27日(金)~29日(日)
【東京】 2012年5月2日 (水)~6日 (日)、5月25日(金)~27日(日)
【名古屋】2012年5月11日(金)~14日(月)
【大阪】 2012年5月18日(金)~20日(日)
※会場は札幌・仙台・福岡・東京・名古屋・大阪の各ZEPP。全会場、謎の内容は同じものになります。

詳しくは「宇宙兄弟 × リアル脱出ゲーム【月面基地からの脱出 オフィシャルサイト】」http://realdgame.jp/spacebrothers/にて。




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