更新日:2023年01月19日 18:17
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女子大生アルバイトが明かす、じつは「居酒屋で歓迎されていない」客の行動

宴会で食べ終わった皿を片付けてくれるのは“ありがた迷惑”

  飲食店で皿洗いをする女性店員 宴会が盛り上がるにつれて、食べ終わった料理の空き皿が出てくる。だが、良かれと思ってテーブルから片付けてしまうと、「ありがた迷惑!」になってしまうこともある。 「上司や相手に気遣いながらそのようなことをしているのはわかるのですが……」  大学時代に居酒屋でアルバイトをしていた山田美奈さん(仮名・30代)。勤めていた店では、40人~50人規模の大宴会は珍しくなかったと話す。そのなかで、本当にやめてほしかった行動がこれなのだとか。 「貸し切り状態になると、そこかしこに空き瓶や空き皿があります。会話をしながらの飲食なので、席によってお皿が空くタイミングはかなりバラつきがあるのですが、従業員としては料理の提供の順番によって引き下げる順番も決まっていることが多いんです」  また、従業員からしてみると「そこに置かれたら他の業務の邪魔だよ!」という場所に置かれてしまうことも。たとえば、通路に並べられてしまうと、従業員のみならず、客がうっかりつまずいてしまう危険もあるだろう。とはいえ、空き瓶を片付けてくれたり、廊下などに置いといてくれたりすることは、まだ良い方なのだとか。  片付けるタイミングを見極めながら行動しているにもかかわらず……。 「急に幹事や上司の話が始まると、全員がそこに集中してしまう。すると、料理の提供はもちろん、片付けさえできないことがあります」

油の多い料理の皿は絶対に重ねないでほしい

 そんななかでも油が多い料理の場合は「絶対に皿を重ねてほしくない」と正直思っていたと、山田さんは振り返る。 「特にアヒージョなどのお皿を重ねられたときは、油が別のお皿の裏側までついてしまうので……。従業員の仕事なので“やらないでくれ”が本心でした」  コロナ禍の状況次第だが、年末にかけて宴会が増えていくはず。できれば、油のついた皿を重ねることや、空いたグラスを通路などに移動することは控えてほしいと山田さんは言う。  ただし、空き皿の片付けが“ありがた迷惑”になるのは、コース料理などの宴会における話で、平常時は素直に助かることもある、と付け加えた。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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