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仁村紗和「上京して8年たっても関西弁が抜けないです」

真直な眼差しと眉が印象的な俳優・仁村紗和。現在NHK総合で放送中のドラマ『あなたのブツが、ここに』(毎週月~木よる10時45分)では、コロナ禍の影響によってキャバ嬢から宅配ドライバーに転身したバツイチシングルマザーの主人公・山崎亜子を演じている。

この作品のために教習所に通いました

――まずは亜子を演じた感想を聞かせてください。 亜子ちゃんはホントにフツーの女性で、尼崎で育った体育会系の女のコ、って感じなんですけど、学生時代にソフトボールをやっていたという設定なので、その雰囲気を少し漂わせながら演じています。私自身、大阪出身なので、キャスティングに関しても私のなかに亜子という人物を見つけていただいたのだと思います。 ――宅配ドライバーの役を演じてみていかがでしたか。 宅配ドライバーの方がこんなにも時間に追われているんだって、改めて思いました。荷物の積み方とかも計算されていて、1分1秒の世界で動いているんですよね。それなのに「何時に戻るかわからないです」とか「時間指定したけど(受け取りが)遅れちゃいそうです」とか、私、今までしたことあったんですけど、もうそんなの絶対やめようと(笑)。ちゃんと家にいようと思いましたし、もっと「ご苦労様です」「ありがとうございます」ってドライバーさんに言おうと思いました。 ――仁村さん自身、ドライバーとしての適性はありますか? 実はこの作品のために教習所に通いました。学科試験はちょっと厳しかったんですけど、技能検定は満点で卒業しました。ドライビンテクニックをお見せるシーンがあんまりなくて悔しいですが(笑)、地図は読めるので、ドライブはどんどんやっていったらうまくなるタイプだと思います。

コロナ禍になって考えるようになったこと

――ドラマは亜子をはじめ、コロナ禍のなかでもたくましく生きる人たちの姿が描かれていきます。 コロナ禍では一人一人にいろんなドラマがあって、全員が悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたりしたから、全員分のドラマが撮れるんじゃないかなって思います。亜子はコロナ禍のなか、マスクをしながら配達を頑張ってますが、マスクだと話しづらいなとか、表情が見えないから怒ってるのかな? 笑ってんのかな? とか、そう感じる経験は私も多かったので、視聴者の皆さんにも想像しながら共感してもらえると嬉しいです。 ――ある意味、コミュニケーションの物語と言える? そう思います。コロナ禍になって人と会うことが難しくなったし、あまり良いことではないですが、優先順位みたいなものをつけるようになってしまったじゃないですか。お互いリスクを背負ってまでも会う人なのか、という具合に。そういう意味でも、出会っていく人の大切さは強く感じます。 ――人と会うことについて、より深く考えるようになったというか。 コロナ禍になって、少なくとも私はそう思いました。ただ、ドラマではすごいキャラの濃い人たちが登場するのですが、亜子ちゃんがそうだからなんだろうな、って思うところもあるんですよ。言葉使いも強めですし、「くそー!」とか言っちゃってますし(笑)。
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逆境に立ち向かうために必要なものは…
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